小学三年生ですね。あっ環くん今年で5年生やん… ページ22
「今日のご飯はなんだろな♪」
どーもこんにちは。放課後下校中のAです。
今結構腹減ってんだよね。だから自然とこんな歌を口ずさんでしまうんですよ。皆もそうでしょ?
え?違う?そんなわけないやろって? こりゃ失敬。
「う…ぁあ"…」
おん?奥の路地裏から苦しそうな声が。
せっかく通りかかったんだ。助けてあげよう。
「あの…大丈夫ですか?」
「…大、丈夫…です…」
見れば、白いコートにフードがついた服を着た男性が。顔は隠れてるけど、この声、どこかで聞いた事ある。
……私知ってるよ。この人。
そして関わればとんでもなく厄介な事になるってことも知ってる。
ここはヒロアカの世界だ。そして私は転生者。巻き込まれ体質なんだ。
けど、けが人放っておく程、私も鬼じゃない。
一応彼は裏の人間だから、救急車は呼ばない方がいい。例え病院に通報義務が無いとしても、目立つことはなるべく避けたいはず。
ならばこの場で応急処置をして帰ってから治してもらうのが先決だろうな。
「刺されましたか?」
「……何を…」
「手当てします」
ランドセルの中から救急セットを取り出して、ありったけの包帯とガーゼを取る。この状況で有効的な処置方法は、おそらく圧迫止血。
圧迫止血というのは、その名の通り患部を直接圧迫して血を止めるというもの。医療ドラマでやってたから私はやるけど、皆はちゃんとお医者さんか救急車呼んでくださいな。
「あ"っ…い」
「ああ!ごめんさい!」
刺されて、また乱暴に得物を抜いたんだ。傷口が異様に広いし血もまだ止まらない。こりゃ難しそうだけど…!
「出来た…」
ちょいといびつな感じになっちゃったが、とりあえずはこれで大丈夫……なはず。
あとは心臓より高い位置に足を置いてもらわないとな。
……それとね、この人ずっと顔が見えないように隠してるんだけどさ。
安心しな。私は君と関わる気は毛頭ないから、顔なんて絶対に見ない。
「じゃあ、これで…」
「待ってくださいお嬢さん」
あっ…
ものすごい嫌な予感がする。(鋭い)
はい!!!嫌な予感的中ぅぅ!!!→←私子供好きじゃないんだよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
