相澤「お前は絶対俺が守る」閻魔「きゃーステキ!抱いて!」相澤「じゃあベッド行くか」閻魔「えっちょっまっ」相澤side ページ18
「なんで…ここが…」
「大丈夫か、A?」
「うん。だいじょーぶい!」
笑顔でブイサインをするAに口元が緩む。そして彼女につけられていた拘束具を外して、目の前にいるAの母親を見る。
久しぶりに会ったな、この女とは。
「なぁ、お前…」
「消太くん、私、
「うるさい。お前はお前で十分だ。」
「あぁぁ…消太くん…なんでそんな酷いこと言うの…?…あんなに私の事好きだって言ってくれたじゃない…」
「ガキの頃の話だ。俺は今アンタに嫌悪しか感じていない。」
「あぁああ…ああ…」
「あの時もそうだったよな。俺をAみたいに拘束して、3日間ずっと俺に関係を迫った。本当に馬鹿な女だ。」
「いや…やめて…ぁぁあ…!」
「それに、Aを…自分の娘を誘拐して暴力をふるう様な奴に構っていられるほど、俺は暇じゃない。」
「……ぁ!」
「俺の前から…さっさと消え失せろ。」
「ぁぁああああぁぁぁああああ!!!!!!」
突然叫びだしたAの母親。何を思ったか、そばに置いてあった包丁を取って自分の腕を切りつけた。
「何で、何で私の物にならないのよ!何なのよ!」
そう言って半狂乱になりながらも、確実に手首だけは切りつけない女に呆れを覚えた。
人には死や服従を強制し、自分の思い通りにならなければ個性で矯正する。しかし自分には死を覚悟する様な度胸も無い。
そんなお前だから、誰もお前に従わないんだよ。
一通り傷つけて飽きたのか、今度はAに狙いを定めた。
「そうよ…あんたがいけないのよ…あんたなんか産まなきゃよかった!!」
叫びながら俺の腕の中にいるAに切りかかる。
「黙れ。ヴィランにもなれない半端者が。」
そう吐き捨て、隙だらけの女に蹴りをいれた。思ったより吹っ飛んだせいで反対側の壁に激突した女は、そのまま気を失う。
…疲れた…
「消太お兄ちゃん」
視線を下に移せば、上目遣いにこちらを見上げるAが、心配そうな眼差しで俺を見つめていた。
「ありがとう、助けてくれて。」
しかしそれは一瞬で終わり、ふにゃっと顔を緩めたAが俺に抱きつく。
親はこんなにも歪んでいるのに、コイツは「ありがとう」としっかり言える優秀な子供なのだと、改めて実感した。
一方、Aちゃんの心の中は、
「(ふふふふ…ヒーローなりたての消太お兄ちゃん…ふふふふ…いい匂い…)」
優秀とはかけ離れた思考をしていた。
ちょっとしたお話by雪羅→←シリアス展開だああ…いーやーだー！
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
