シリアス展開だああ…いーやーだー！ ページ17
「…んん?」
「あら、やっと起きたのね。」
「あ…
……母さん?」
目の前にいたのは、今世の最悪な母親だった。
「Aちゃん、どうして家出なんてしちゃったの?」
「……」
「答えなさいよ!」
「……」
途端、母親の顔が豹変し、
「こんの…クソガキ!」
「…っ」
全く痛くない平手打ちを食らった。
親としての情なんて無いはずだから、単に攻撃力が弱かっただけだろう。それに、実の娘をこんな風に両手両足拘束するような親なんてこっちから願い下げだ。
「ちょっと聞いてるの!?」
「え?」
「え、じゃないわよ!なんで消太くんの家にいたのかって聞いてるの!」
んんん?この人消太お兄ちゃんの知り合い?もしかして痴情のもつれ?いや、合理性ばっか求めるあの人がそんなヘマしないと思うんだけど…
「はぁ、消太くん…!やっぱりあのクズ男なんかと結婚しないで、消太くんと結婚すればよかった…!あの時も、福門笑なんて馬鹿げた女に邪魔されて一緒にいれなかったし!何がMsジョークよ!死ねばいいのに!!……ああそうだ!福門笑を殺せばいいんだ!ついでにあのクズ男も殺しちゃいましょう!そして消太くんも殺して私も死ねば、この愛は永遠!そうと決まれば早速準備しなくちゃ!まず手始めにあのクズ男を…」
「…ふざけたこと言ってんじゃねぇ!!!」
「…ひっ……」
7才児の一喝で怯えた女を見据え、溜まりに溜まった不満を吐き出す。
「なにを勝手に命を粗末にしようとしてんだ!いい大人が子供の前でそんなこと言っていいと思ってんのか!クズはお前だこのクズ女が!世の中にはな、生きたくて生きたくて仕方なくて、それでも死ぬ選択肢しかない人がいっぱいいるんだよ!死んでもなお、前の世界で生きたかったと願うやつもいる!それをお前は否定した!全て!」
私も出来るならば、両親のいる前世に帰りたい。
けどもう、私は死んでしまった。生き返ることなんて出来やしない。このヒロアカの世界で生きるしかない。
だからこの女の、躊躇もなく「死ぬ」という言葉に、途方も無い怒りが沸き起こった。
未だに怯えた様子を見せる女は、意を決したのか、ゆっくりと口を開いた。
「……あなた、誰よ。私はそんな言葉遣い教えてもいない。ましてや消太くんもそんな口調のはずがない。誰なの、私のAちゃんはどこなのよ…!」
「お前の目の前にいるでしょうが。」
「…嘘、嘘よ。だってAちゃんは、」
「個性で性格を矯正してた、だろ?」
「!」
「消太お兄ちゃん……!」
相澤「お前は絶対俺が守る」閻魔「きゃーステキ!抱いて!」相澤「じゃあベッド行くか」閻魔「えっちょっまっ」相澤side→←相澤「アイツの料理はうまいんだ」山田「俺にも食わせてくれYOoo!!」相澤side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
