気温は13度 ページ13
「えっと、小畑Aさん？いらっしゃります？」
「小畑〜！宮ツインズの片方が呼んでるぞ！」
北君よりも身長のでかい宮君の片方。
金髪に染めているほうは、確か侑君。
「侑君、だっけ。北君からよく聞くわ」
「ほんまですか？うれしいなぁ。あっ、そうそう、ちょっと時間あります？話したいことがあって」
「ええよ〜」
教室にはたまたま北君はいなかった。
みんなは他学年の教室に来る侑君は、きっと北君に用事があると思ったのか、まさかのうちで驚いている。
いや、実際うちも驚いているんやけど。
北君の方を見ると、全然気にしていない様子で本を読んでいた。
あのあと、一言も交わしていない。お互い気まずいの、分かっているから余計や。
侑君の後を追いかけて行って、連れてこられたのは人のいない通路。
さぼるにはとってもいい場所だけど、先生が時折巡回しに来ている。
「あ〜、すんません突然呼び出して」
「ううん、大丈夫。それより話って？」
「……北さんとは、どういう関係なんですか？」
ま、この話を聞いてくると思ったわ。
「昨日はびっくりさせちゃったかな？うち、北君のこと好きなんやけど、彼は好きじゃないみたいで……幼馴染って言われたんが、ちょっと寂しかったんよ。
手をつないでたのも、手が冷たいから握ってくれていただけやから」
自分で言って、胸が痛む。
だけど、全部本当のことで、昨日実際にあったこと。
すると侑君は、うちの手をすっと握ってきた。
北君よりはじゃないけど、温かい。
「ほんまや、すっごく冷たいんやなぁ」
「す、すまんな！」
「ううん、心が暖かい人なんやなって」
その言葉を言われたとき、なぜか北君を思いだした。
──「ほんま、Aの手は冷たいなぁ」
「何度も言わんくてもいい」
「つまりは、心が温かいってことや」
「……北君は、心も温かいで」──
「……Aさん？聞いてました？」
「えっ、あぁすまん！聞いてなかったわ！」
侑君は、うちの手を握る力を、少しだけ強めた。
「もう一回言います。……俺と、付き合ってほしい、です」
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声優LOVE - 北さんめっさ良かったです！私も常に体温高いので冬は皆にカイロ？代わりにされてますｗｗこれからも頑張って下さい！ (2019年11月14日 19時) (
レス) id: 9abf804052 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - hina hihoho2さん» 返信遅れてごめん〜！ひほほちゃんコメントありがとう！恋愛を書くのはかなり久しぶり(？)だったんだけどちゃんと書けていたようで安心wありがとう〜私も好きだよ〜！ (2019年9月25日 23時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - くーさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！！これからも頑張りますね！ (2019年9月15日 23時) (レス) id: 0d47f2ad16 (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - いすだちゃん…完結おめでとう…ひほほだよ…。めっちゃ好き…凄く好き…。幸せの吐息が溢れ出る…。恋愛書くの上手すぎなんと違いますか？？もう、おめでとう好き…。 (2019年9月15日 23時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら応援してました！これからも頑張ってください！！ (2019年9月15日 21時) (レス) id: 4b69e817ff (このIDを非表示/違反報告)
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