混濁 ページ46
.......セミが鳴いている。
たしかに暑いな。
乙「大変だった？任務。怪我してない？」
『全然。準一級程度が三体だから。
怪我もしてないよ。ありがとう 』
階段をゆっくりと降りていく。
釘「あ！Aさん！と..オッコツ先輩、
オハヨウゴザイマス」
虎「あ！先輩たち！おはざーす！」
伏「.....おはようございます。」
＿＿＿＿可愛い三人組と階段で鉢合わせした。
『おはよう。三人とも。
今日暑いから、倒れないように気をつけてね。』
伏「....そっくりそのままお返しします。」
.......確かに。笑
釘「くぉら！伏黒！
Aさんへの態度がなってないわよ！」
乙「.....はは」
虎「まぁでも、
今日は倒れないでくださいよ先輩！」
釘「いぃたぁどぉりぃ！！」
『ふふ笑 うん。気をつける。』
手を振って三人と別れたあと、
階段裏の端っこにある自販機にたどり着く。
自販機の隣にある外へのドアが施錠されているから、
風通しが悪い。
暑くて嫌だなここ。
『水でいいかな？＿＿＿ 』
そう言って振り返ろうとすると、
乙骨に自販機の横の壁に押しつけられる。
私の脚の間に乙骨の脚が入って、
膝が曲がって体が浮いた。
そのまま頭の裏に手のひらを差し込まれて、
＿＿＿＿キスをされる。
目を閉じる暇もなく、
ただぼーっと乙骨の目を見ながら
それを受け入れる。
その、
何かを繋ぎとめておきたいような目はなんなんだろう。
『ﾝ...ｯﾌ....ぁ..ﾝ...ぅ』
私が一番じゃないくせに。
態度は普通に出来ても、
心は普通なんかじゃいられない。
乙骨が私の様子を見て、
一度顔を離そうとする。
空いた両手で乙骨の首に腕をまわし、
離れないように口を合わせた。
...自分でもなんでなのか、もうわかんない。
乙骨は足を差し込んだまま少し止まった後、
先ほどとは比べ物にならないような口付けをしてくる。
恥ずかしい体勢なのに
すごく苦しいキスなのに
逃げなければいけない相手なのに
今はずっとこうしていたい気分だった。
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ももちゃ - いやぁ、いい小説やぁ､､、 (2022年12月18日 19時) (
レス) @page6 id: 8be011992d (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 今作も最高に最高な作品でした〜！！！！！ありがとうございます、、、、 (2022年7月25日 15時) (レス) id: 2b6b2b0610 (このIDを非表示/違反報告)
春風いちご - ああもう最高、早く小石さんの宗教作りません？ (2022年7月4日 20時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
chimuko(プロフ) - ほんと毎回天才すぎませんか、私もう小石様の書く乙骨しか見れません大好きです……これからも更新頑張ってくださいいいい応援しております(；；) (2022年7月3日 15時) (レス) id: 0efb2643b6 (このIDを非表示/違反報告)
げろ(プロフ) - うわ最高すぎます。これからも更新頑張ってください！！ (2022年7月2日 14時) (レス) id: b9f8def78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年6月26日 3時
