声 ページ36
釘「わかりました!ちょっと虎杖と伏黒に外出届け
書かせてからそっち行きます!」
『虎杖くんと伏黒くん....笑
野薔薇ちゃん自分でちゃんと書きなさ____
乙「ねぇ..誰と喋ってるの?」
『!?!?!?!?』
釘「...........は?」
巻きついていた乙骨が、
私に向かって、いや、
もうほとんど電話に向かって、甘い声を出す。
野薔薇ちゃんだって知ってるはずなのに。
釘「え、Aさん 一人じゃない....???」
『.....っいや、ちが
乙「.....早く続きしよ、 Aさん」
釘「ッッッッッ"エ"""""オッコツせんぱ」
.........高専の中で、
"Aさん"って呼ぶ人は乙骨と野薔薇ちゃんだけで。
乙骨に怒鳴りちらかすよりも先に、
野薔薇ちゃんに謝る。
『のばらちゃ....あの、ほんとに違くて...
ごめん。騙そうだなんて思ってなかったし、
パフェ行こうと思ってて..あと私たちは___
釘「Aさん、いいんです。
私を優先しようとしてくれてただけでも
すっごい嬉しいし。
ただ、
帰ってきたら、全部、話して下さい。 」
『いや、話すほどのことなんにもない!!
野薔薇ちゃん!私パフェ行きた__
釘「おい、オッコツ先輩。
Aさんに無理させんじゃねーぞ」
乙「うん。ごめんね。釘崎さん。」
"クソ!!Aさん取られた!!!"
なんて声が電話越しに聞こえる。
釘「...じゃ..ほんとに気にしないで下さい!
私に気使わせないようにしてくれたのわかって
ます!また埋め合わせして下さいよ〜!!」
『野薔薇ちゃ....ぱふぇ...
乙「助かるよ。ありがとう釘崎さん」
"......ハイ"
微妙な声が聞こえて、電話が切れる。
『..............!!!!!!!!』
思いっきり怒鳴りつけてやろうと息を吸うと、
先に乙骨が喋り出す。
乙「ごめんね。邪魔するつもり無かったんだけど、
君が伏黒くんの名前を出してたから、
いたずらしちゃった。ごめん。」
私の目を見て、抱きしめながら言ってくる。
以前よりも愛が重くなっている気がして。
『........ハァ』
全てため息に変わった。
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ももちゃ - いやぁ、いい小説やぁ、、、 (2022年12月18日 19時) (レス) @page6 id: 8be011992d (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 今作も最高に最高な作品でした〜!!!!!ありがとうございます、、、、 (2022年7月25日 15時) (レス) id: 2b6b2b0610 (このIDを非表示/違反報告)
春風いちご - ああもう最高、早く小石さんの宗教作りません? (2022年7月4日 20時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
chimuko(プロフ) - ほんと毎回天才すぎませんか、私もう小石様の書く乙骨しか見れません大好きです……これからも更新頑張ってくださいいいい応援しております(;;) (2022年7月3日 15時) (レス) id: 0efb2643b6 (このIDを非表示/違反報告)
げろ(プロフ) - うわ最高すぎます。これからも更新頑張ってください!! (2022年7月2日 14時) (レス) id: b9f8def78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2022年6月26日 3時