頑張りすぎな透ちゃん。- ボイス番外編

voice.8 ページ8

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とりあえず明日までに体調を万全にしないと。


そう思って、俺は1日ゆっくり
休めるだけ休もうと決めて
再び布団をかぶってベッドに潜り込んだ。





「うぅ......ｯ............」


どれぐらい眠ってたんだろう。


あたりはすっかり日が暮れてきた頃、
割れるような頭の痛さに目が覚める。


自分でもびっくりするぐらい
全身びちゃびちゃに汗をかいていた。




少し布団を出ただけで寒くて、
朝から置きっ放しだった体温計を挟めば
39℃近く熱が上がっていた。


「まじか......」


このままじゃやばい、
そう思ったけど家には薬もなかった。


怠くて、重くて、どうにかなりそうな身体を
必死に引きずって保険証を探す。


そしてコートを着込んで
予め電話で呼んでおいたタクシーに乗り込む。



「すみません...... さっき、
電話で言った、病院まで......」




俺は大輝が入院している病院に向かった。




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