儚い願い

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壱馬side









先に沈黙を破ったのはA







『 ごめん、』


壱馬「悪くない、大丈夫」


『 臣くんにあそこまで言われたら』


壱馬「心配してくれてただけ。」


『 そんな臣くんに心配かけるようなことしたかな、』


壱馬「会えてないって伝えたら心配して」


『 会えないよ、だって怖い』


壱馬「怖くない、俺が声掛けられないから会えないだけ」

















伝わらない。



臣さんは怒ったんじゃない、心配してたこと



怒ってるようにいっけん見えてるかもしれない


だけど、それは絶対になくて



















『 会えるなら毎日会いたいよっ、』泣








掠れた声で言ったA


涙を拭くことも抱きしめることもできなかった


彼氏として失格なのは俺だから。











『 壱馬は撮られたら終わりなのに、そんなスリル感味わってられないよ。 そしたら我慢した方がいいんじゃないかって、』




壱馬「一緒に住もう。」






















俺が1番近くで支えられる



そして毎日顔を合わせる事が出来る。



選択は間違ってないと思ってる。

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