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『パパは出張。ママはお婆ちゃんの家。今日は帰って来ないって。』
DO「えっ！……そうなんだ…じゃあ、僕の家で作る？」
『なんで？誰もいないんだからむしろこっちでいいじゃん。』
DO「………Aちゃんがいいなら、いいけど…。」
『さっさと作ろうぜ。もう腹減って死にそう。私のエプロンどこだっけな…』
DO「あ、エプロンなら……ハイ。」
『わざわざ持ってきたの？私の分も？』
DO「うん…」
『ふ〜ん……え、これ新品？』
DO「………プレゼント。」
『え？』
DO「Aちゃんに、プレゼント。」
『えっ、………なんで？』
DO「………」
『………もらっていいの？』
DO「うん。Aちゃんにあげたくて用意したから。」
『だからなんで？』
DO「………」
『なんでそこはだんまりなんだよ！まぁいいや、さんきゅーな。』
DO「うん…」
『あれ、これって…』
DO「っ、……」
『これ、もしかしてお前のと色違い？』
DO「ッ//////………色違いっていうかっ、その…これ、シンプルで使いやすいしっ、その赤色落ち着いた色で綺麗だしっ、Aちゃんに似合うと思ってっ、それで…！」
『急にお喋りかよ……で、なんで急にプレゼントなんだよ。理由も無しに受け取れない。』
DO「嘘つき。君はタダならなんだって受け取るだろ。」
『うっせ！いいから吐け！』
DO「…………あいつらばかりに、良い顔させられないから…。」
『え？』
DO「プレゼントだのお揃いだのって、嬉しそうに自慢してきやがって……僕も、Aちゃんと何かお揃いの物が欲しかった。」
『ッ！！………ストラップがあるだろ？』
DO「あれはみんなででしょ。それに、そのストラップだってチャニョルがっ、……とにかく、僕から君にプレゼントしたかったんだ。迷惑かもしれないけど…」
『迷惑なんて…』
DO「もっと、可愛い柄とかが良かったよね…それに僕とお揃いなんて、嬉しくないよね…ごめん、勝手な気持ちで押し付けちゃって…っ」
『そんなこと言ってねぇだろうが！！』
DO「っ、……」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2019年4月26日 11時
