私、ATMなんで。27 (ページ23)

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"プルッ"

『_____っ、もしもし！こちらしうちゃんを愛でる会、永久会員のキム・Aです！！どちらのしうちゃんですか！？』

XU「ブハッ！なんだよそれ！」

『しうちゃ～ん！待ってたよ恋しかったよ寂しいよもう耐えられない！！今すぐ会いに行くから待っててね！！』

XU「待て待て待て、落ち着きなさい。」

『しうちゃんがいないこの国で、どう落ち着けっていうのよッ！！私に死ねって言ってるのッ！？』

XU「っ、お、おお……なんかすまん。そんな、死ねなんて思ってるわけないでしょ？」

『……ごめんなさい。取り乱しちゃった…ちょっと薬切れで。』

XU「ヤクッ？！」

『そうだよ！しうちゃんという精神安定剤が側にいないから…』

XU「ああ……怖いこと言うなよ。」

『お兄ちゃ～ん……今はもうホテル？ペンミお疲れ様でした！楽しかった…？』

XU「さっきみんなで飯行ってホテル帰ってきたところ。楽しかったよ。大成功だった。」

『………』

XU「なんだよ～。今日は褒めてくれないの？」

『っ、…だって…私も見たかった…』

XU「……Aが側にいないから、いつもより緊張しちゃった。」

『えっ…？』

XU「心細かった。だけど俺、いつも以上に頑張ったんだよ？俺の頑張りがAの所まで届きますようにーって。」

『お兄ちゃん…』

XU「どう？ちゃんと届いた？」

『うんうんっ！ばっちり届いたよ！お兄ちゃんはいつだって頑張ってる！いつだってかっこいいよ！お兄ちゃんはいつだってっ、私の誇り！！』

XU「っ、……ははっ、ありがとな。で？そんなお兄ちゃんのどこがかっこよかったですかー？」

『えっ！？え～っと…だから、いつだってかっこいいよ！歌ってる時もゲームしてる時も、どの瞬間も全部かっこよかった！』

XU「具体的に。」

『へっ！？』

XU「どのゲームの時？」

『っ、……えっ…と…』

XU「あれ～？俺がペンミでどんなことしてたかまだ知らないんだ？いつもだったらすかさずチェックしてるはずなのに？Aにしては珍しいな～？」

『ちょっと、忙しくて…』

XU「ああそっか、Aもゲームに忙しかったんだもんな。」

『ッ！！！………ママに聞いたの…？』

XU「聞いた。」