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XU「ごめん。仕事で泊まりになってる…」
『とまり…?え、……26日?しうちゃんの、お誕生日の日…?』
XU「うん…ごめん。」
『っ、……嫌だ!!!』
XU「嫌だって言われても、仕事だから…」
『なんでっ?!この間までそんなスケジュール入ってなかったじゃん!!26日は事務所で打ち合わせで夕方には終わる予定だったでしょ?!』
XU「いや、急遽決まってさ………え?なんで俺のスケジュール知ってんの?」
『嫌だ嫌だ嫌だ!!お誕生日だよ?!一年で一番大事な日なんだよっ?!帰って来てよしうちゃん!遅くてもいいから帰って来てっ!やっとっ、…やっと一緒にお祝いできると思ってたのに…っ!!』
XU「……今回は、ちょっと難しいと思う。ドラマのロケでさ…ちょい役でゲスト出演する事が決まって…二日にかけて撮る予定なんだよ。」
『ドラマっ!?なにそれいつ放送っ?!DVD化するっ?!』
XU「そこまではわかんないけど…」
『………わかった。じゃあ26日の0時からお誕生日会する。しうちゃんその日は早く寝ちゃ駄目だよ!!』
XU「それがさ……撮影が朝早くからだから、明日から前乗りなんだよね…」
『っ!?!?……そん、…な…ッ』
XU「ごめんな?帰ってきてから祝ってよ。な?」
『………もういい。もう知らない。』
XU「A…」
『どうせ、ドラマの現場ででっかいケーキ用意してもらうんでしょ?整形ブスな女優からは花束もらって、メッセージカードにはホテルの部屋番号が書いてあって…っ!鼻の下伸ばしてニヤニヤするんでしょ!?』
XU「しねーよ。」
『私なんかに祝ってもらわなくても、しうちゃんの周りにはいっぱいいるもんね……楽しみだったのに…しうちゃんのお誕生日、一年前から計画して準備してたのに…っ!ゔわぁーーーーんっ!』
XU「Aっ、ごめんって!泣くなよぉ……え?一年前から?」
『しうちゃんのバカ〜っ!しうちゃんのスケベ〜っ!』
XU「スケベって…」
『もういい…家出する。』
XU「はぁ?!」
『しうちゃんが誕生日に帰って来てくれないなら、私も帰って来ない!しうちゃんとは会わないんだからねっ!』
XU「またそんな事言って……それ、Aが耐えられんの?」
『〜〜っ、無理だよバカぁ〜!!ゔわぁ〜〜ん!』
XU「_____…で、家出は無理って気付いて諦めたんだけど、そっからシアタールームに篭りだして…」
CY.BK.CH「「「………」」」
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作者名:ATMs | 作成日時:2017年3月13日 5時