私、ATMなんで。9 (ページ38)

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『しうちゃんしうちゃんっ、どうしよ私っ…もうなんか、胸と子宮がギュッてなって…っ！幸せ過ぎて苦しいよ！』

XU「え？子宮？それ大丈夫？」

『ゔ～～っ、嬉しい…ほんとに嬉しいっ！しうちゃんが、私を好きって…っ！ゔぅ～、グスンっ』

XU「ハハっ、泣くほどなの？Aがそんなに飴が好きとは知らなかったな～。よし、じゃあもっとあげる。ねぇ、あのデカ犬からは何個もらった？俺はその倍、Aにあげる。」

『そっ、それは…っ！あの糞犬なんか比べ物にならないくらい、お兄ちゃんの私への愛ははるかに大きいんだよっていう…っ？//////』

XU「………当然でしょ？」

『ぐはッ！！ハァッハァッハァッ、どうしよっ、心拍数急上昇でっ、うまく呼吸ができないっ！ハァッハァッ、すみませんっ！この中にっ、…この中にお医者さんはいませんかっ？！持病の恋煩いが…っ！！』

XU「ブハッ！Aはほんと馬鹿だな～」

マネ「お前もな。」

XU「え？」

『あ、いたんだ。』

マネ「ずっといたわっ！ていうかやめてくんない？俺をはさんでそんな会話すんの、ほんとやめてくんない？ココをどこだと思ってんの。飛行機の中だぞ。他にも人いるんだぞ。何のために俺がお前らの間に入って座ってると思ってんだよ。それなのにお前らは…よくまぁそんな甘い空気かもし出して仲良くしてくれてんな。え、俺のこと見えてる？俺透けてない？大丈夫？」

『しうちゃん、この飴美味しいねっ！』

XU「だろ～。もっとあるぞ。A知ってる？日本では飴にもチャンを付けるんだって。アメチャンって言うの。」

『アメチャン…？なにそれ可愛いっ！アメチャンって言ってるしうちゃん可愛いっ！』

マネ「早く降ろして。」

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