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ジフ「そんな顔すんなって〜。これからもっとくっ付くのに…」
『え…？
"グイッ"
わわッ！！』
ジフ「お〜っと危ない。」
"ギュ〜ッ"
『っ、な？！離せクソ野郎っ！なに抱き付いて…ッ！』
ジフ「撮り終わったら離してやるよ。」
『は…？
"カシャッカシャッカシャッカシャッ！"
ッ！？！？……え、なにっ……誰だ！！」
ジフ「さっき言ってた俺のお友達。職業は……ゴシップ屋？」
『っ！！！』
ジフ「明後日の発売日には間に合うんだよね？」
ゴシップ屋「ああ、見出しででっかくいくからな。うちが出すまでは公表はしないって条件、守ってくれよ？記事書いたら送るから。」
ジフ「ん〜。いつもありがとね〜」
『っ、な……なにっ……発売って…あさってって……っ』
ジフ「今の俺たちの写真が、明後日発売の週刊誌でトップを飾るってわけ。」
『っ、……』
ジフ「まさか、ここに来てもまだどうにかなると思ってた？誰かが助けに来てくれるかもって？甘いね〜Aちゃんは。俺も明後日の発売後に、熱愛は事実だとマスコミ各社に声明を出す。それまでに、狼君達への説明頑張って？あ、あとお兄ちゃんにもか。俺殺されたくないから、上手いこと言っといてね？」
『………ッ』
ジフ「それそれ、その顔。ほんと良い顔してくれる……じゃ、今後のことはまた連絡するから。わかってると思うけど、無視すんなよ…？」
『さっさと帰って…』
ジフ「そこは寂しい〜って縋るところだろ〜」
『帰れっ！！！』
ジフ「お〜恐。今日は見逃してやるけど、そんな態度ばかりじゃ許さねぇからな？大事なんだろ？このストラップ。」
『っ、……』
ジフ「フッ。じゃあまたな〜、おやすみハニ〜」
"バタン…"
『…………………ッ、………ふぇっ……ゔぅ〜〜っ…お兄…ちゃん……ッ
"プルルルルル、プルルルルル…
っ！？………グスッ……………もし、もし…っ_____』
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作者名：ATMs
| 作成日時：2019年11月6日 23時
