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『誰かは、教えない…！』
XU「俺に黙って男作って、その上誰かも教えないって…？」
『………』
XU「どこの誰か知らねぇけどお前、本当にそいつが好きなの？俺よりも……犬共やギョンスやEXOの誰よりも、そいつが本当に好きなの？」
『ッ、………こ、これから！』
XU「これから？」
『そう！これから好きになるの！』
XU「は？」
『そういう始まり方もあるでしょ！？ほら、私だって年頃だしっ、この歳まで彼氏いたことないなんて、今時変でしょ！？興味本位っていうかっ、……告白されて、まぁいいかな〜って！私可愛いんだよ？すっごいモテるんだから！だからっ…！』
XU「…………」
『だ、だから……その…っ』
XU「……興味本位？」
『っ、………そう。』
XU「へー……可哀想だな、その彼氏って奴。」
『え…？』
XU「だってそうだろ？興味本位で俺に殺されるんだから。」
『ッ！？』
XU「言ったよな？浮気したら殺すって。」
『それは…ッ』
XU「そんな適当な理由で男と付き合うだ…？お前、俺を怒らせて何がしたいの？」
『っ、……お兄ちゃん、怒ってるの…？』
XU「怒ってるように見えない？」
『………私のこと…嫌いに、なる…ッ？』
XU「こんな時に…お前は何くだらないこと聞いてんだよ。俺が今までどれだけお前を想ってきたか……そんなの、決まってるだろ？」
『っ、お兄ちゃッ、XU「嫌いになるに決まってる。」
ッ！？………え、…えっ…お兄、ちゃん…？』
XU「嫌いだ、そんなお前なんか……大嫌いだ。」
『ッ！！！…や………ヤダッ、…ヤダよお兄ちゃん！ふぇ…ッ』
XU「お前が泣くの？泣きたいのはこっちだっつーの。お前がそんな適当な奴だったなんてッ………もう寝る。ちょっと頭に血が昇り過ぎて何も考えらんねぇ。お前今日は自分の部屋で寝ろよ。今はお前の顔見れない……おやすみ。」
『ヤッ、待ってお兄ちゃん！！お兄ちゃッ "バタンッ"
っ、………ふぇッ……お兄っ、ちゃ……ゔぅッ……ゔわぁ〜〜〜っ、お兄ぢゃあ〜〜〜んっ！ゔえぇ〜〜〜〜っ』
XU「クソッ！……………"ポチ"
…………あ、もしもし？ごめんな、こんな時間に…ちょっと聞きたいことがあるんだけど…_______」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2019年11月6日 23時
