私、ATMなんで。38 (ページ2)

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『なによっ！行きたくないなら行きたくないって言えば良いじゃん！私のことが嫌いなら、もう付き合ってくれなくていいもん！』

CH「っ、……いや、嫌いとかそういうことじゃなくて…嫌いなわけないでしょ？Aちゃんと出かけるの、楽しいよ。」

『無理してるくせに…』

CH「してない。大事な友達と遊ぶのに、無理なんてするはずないよ。誘ってくれるのも嬉しい。だから僕はコーヒーしか頼んでないにもかかわらず毎回高い支払いをする羽目になっても一緒に行くんだよ？ていうかスウィーツってなんであんなに高いの？こんな小っさいケーキが千円も二千円もするんだよ！？」

『金のことは言うなよ。』

CH「むしろAちゃんの方が僕を友達だなんて思ってないんじゃない？マスコミ対策に丁度良くて、お金も出してくれて？だから僕を誘うんでしょ？Aちゃんこそ、そういう都合のいい相手なら誰でもいいんだよね。」

『っ、……違うもん。ジョンデちゃんのこと、友達だって思ってるもん…』

CH「友達って、都合の悪い時だって友達なんだよ？」

『わかってるもん…』

CH「まぁ別に、僕を利用してくれたっていいよ。それでも僕は、Aちゃんを大事な友達だって思ってるから。」

『利用なんてしないっ！』

CH「でも、いざという時はマスコミに売るんでしょ？僕とレイヒョンを。」

『あんなの、嘘に決まってるじゃん…』

CH「本当？」

『うん。』

CH「じゃあ、その仲睦まじい写真を持ってるってのも嘘なんだね？」

『それは本当。』

CH「今すぐ消してっ！燃やしてっ！処分して！！」

『消していいの？マスコミには売らないって約束するけど、ジョンデちゃんはその写真欲しくないの？よく撮れてるよ？仲睦まじいところ。』

CH「っ、……僕にくれたら、データは消して。」

『わかった。あげるから、また一緒に遊んでくれる？お金、出してくれる…？』

CH「ブレないね。」