私、ATMなんで。37

1766 ページ5

・
・
・
・








CY「『お疲れ様でしたー！』」


AD「あっ、お疲れ様でした！」


CY「っ、…」


AD「チャニョルさん、今日はありがとうございました！」


CY「こちこそ、ありがとうございました…」


AD「……大丈夫ですか？午後からはあまり元気がないように見えましたけど…」


CY「っ、大丈夫です！」


AD「忙しいでしょうが、無理なさらないでくださいね？」


CY「はい…ありがとうございます…」


AD「Aちゃんも、気をつけてね！」


『うん。パンありがとーございました。』


AD「ハハ、どーいたしまして！」


CY「……」


AD「俺も片付け終わったら、Aちゃんが教えてくれたケーキ屋さん行ってみるね！」


『あそこはまじで美味い。私が保証する！』


AD「それは楽しみだな！それじゃあ、またご一緒できたらよろしくお願いします！ありがとうございましたー！」


『ございました〜』


CY「ました…」


『…………行くぞ。』


CY「うん…」



・
・
・
・
















"ブゥゥゥゥゥーーーーン"







CY「………」


『………』


CY「………疲れてない？運転代わろうか…？」


『平気』


CY「あ、はい…」


『…………ちょっと寄り道するから。』


CY「えっ？どこに…？」


『ここからだと近いはずだから、着くまで寝てろよ。朝早かったから眠いだろ。』


CY「いや、それは大丈夫だけど………実家帰る予定だったでしょ？遅くなってもいいの？お兄ちゃん、待ってるんじゃないの…？」


『今日はお兄ちゃん我慢する。』


CY「あ、そう…」


『…………お前は何故か、私に近づく男がみんな私に気があると思ってるみたいだけど、そんなことあるはずないだろ。』


CY「っ、あるよ！！Aは自覚が足りなっ 『もう言わないんじゃなかったの？』

ッ、………言わないもん。」


『嘘だよ。言いたいことあるなら言え。私も言うから。』


CY「………Aの周りには、Aを好きで好きで仕方ない人たちがいっぱいいるんだよ。ベクだってギョンスだってヒョヌヒョンだって、みんなAを好きなんだよ？」


『みんなって、そいつらだけじゃん。』


CY「俺だって好きだよっ！！」


『っ、………お前らだけだ。漫画やドラマじゃないんだから、全員に好かれるなんてあり得ない。』

1767→←1765

→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す