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『ヤダッ!!』


XU「ヤダじゃない。」


『なんでっ!!』


XU「だーかーらー、父さんが出張先で熱出してぶっ倒れたからって言ったろー。母さんが看病に行くのに家空けるから、その間預かるだけだって。いいじゃんちょっとの間くらい、なぁ〜?タンヤ〜」


猫「ミャ〜」


『ここは私とお兄ちゃんの愛の巣だよ!!お前なんか出てけ!!』


XU「こらA!いい加減にしろ!わがままばっかり言ってたらお前を追い出すぞっ!」


『っ、………お兄ちゃんのっ……お兄ちゃんのバカぁーーー!!』


XU「バカで結構。」


『ゔわ〜ーん!』


XU「A、俺らはタンの飼い主だぞ?面倒見るのは当然のことだろうが。明日明後日には母さんも戻ってくる。それまで仲良くしようよ、な?」


『………寝室には入れないからね!!』


XU「はいはい、わかったわかった。タン〜、キョロキョロしてどうした〜?何か面白いものでもあるか〜?」


猫「ミャ〜」


『あっ!!それはしうちゃんのセカンド写真集!!おいっ!引っ掻いて傷付けたら承知しないぞ!!』


XU「大事なものはちゃんとしまっとけよ〜。タンヤ〜、こっちおいで〜」


猫「ミャ〜っ」


『あっ!そこは私の場所!!しうちゃんの隣に座っていいのは私だけだ!どけ!』


猫「ミャ」


『どけってば!!』


猫「ミャ!」


『どーーーけーーーー!!』


猫「ミャーーーーッ!」


『〜〜っ、お兄ぢゃあ〜ん!』


XU「フッハ!猫相手に何してんだよお前は!あーおもしろ。投稿しよ〜」


『ゔぅ〜〜……ん?なにこれ、ハガキ?』


XU「あぁ、実家に届いてたって母さんがついでに持って来てくれた。」


『っ、……同窓…会…?』


XU「そうそう、高校の『行かないよね!?』

っ、…なんだよ。スケジュール空いてれば行くよ?」


『行っちゃダメ!!』


XU「なんで。」


『だって!だってっ、……来るでしょ?チェ・ヨナ。』


XU「なッ!?」


『イ・ジヒョンも、キム・ボラも来るんでしょ…』


XU「お前っ、どこまで知って…!」


『全部知ってるよ。知ってて知らないふりしてただけ…その方が幸せだから。』


XU「………わかってると思うけど、そいつらとは何もないからな?付き合ったりなんかしてないぞ?」

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作者名:ATMs | 作成日時:2019年8月10日 17時

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