私、ATMなんで。 (ページ46)

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『しうちゃんしうちゃんしうちゃんしうちゃんっ、クンクンクン……こっちか！

"ドンッ"

キャッ！イッてぇ〜…っ！どこ見て歩いてッ、XU「すみません！大丈夫ですか！？」

ハッ！しうちゃんっ！！』

"ギューーッ"

XU 「ッ、は！？A！？なんでお前がここにいるんだよ！」

『そんなの、しうちゃんに会いに来たに決まってるじゃん！しうちゃんしうちゃんしうちゃんっ！寂しかったよ会いたかったよ嗅ぎたかったよ！ハスハスハスハスッ』

XU 「嗅ぐな馬鹿！俺が今日ここにいるの、ギョンスに聞いたのか？」

『そうだよ！お兄ちゃん、ギョンスとばっかり…』

XU 「ばっかりって、事務所に来たからそのついでにだろ。」

『お兄ちゃん、妹は怒っています。』

XU 「は？…何でだよ。」

『こんなにも恋い焦がれているのに、毎日でもこの目に焼き付けていたいのにっ… 23話目以降、やっとのしうちゃん登場だよ！？なんでなの！なんで会いに来てくれないのっ！！』

XU 「知らねーよ！むしろ俺が聞きてぇよ！俺主役だと思ってたんだけど？え、違うの！？」

『主役だよっ！主役に決まってるじゃん！しうちゃん以外の生きとし生けるものは全て脇役だよ！それに、最近は全然帰って来てもくれないし、メッセージも既読無視だし…この間のバラエティでは、ドブスな女と仲良さそうだったし…』

XU 「ドブスって…別に仲良くねーよ。仕事だろ？最近はライブの準備で寝る暇もないくらいなんだよ。それにメッセージは……お前さ、なんでいっつもあんな長文なの？しかもその日俺が出た番組の感想とか、俺は何て返せばいいんだよ。あれはさ、もはや作文だ。」

『だって、ペンとしてしうちゃんの素晴らしかった点をちゃんと教えてあげたいんだもん…でも、素晴らしくない点なんてあるわけないから、つい長文になっちゃって…』

XU 「そりゃどうも……で？なんで一人なの？ギョンスと来たんじゃないの？」

『ギョンスは犬共のおもりしてるよ。』