私、ATMなんで。 (ページ5)

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"キーンコーン、カーンコーン…____"

　

『………で、お前はなんで放課後までついてくんだよ。』

BK「バイト休みなんだろ？お前ん家に、言ってた映画のDVD借りに行く！シウミンが出てるやつ。」

『は？私のしうちゃんをなんで貸さなきゃなんねーんだよ！しうちゃんは私のものだ！』

BK「貸すくらいいいだろ！シウミンの宣伝にもなるじゃん。」

『宣伝などしなくとも、もうとっくにしうちゃんは世界で一番有名なアイドルだ。ていうかなんでお前はDVD買ってないわけ？なんで映画館に見に行ってないわけ？は？』

BK「睨むなよ……ていうか！ポスターにCDに、持ってやってんだろ！？ポスター、一つにまとめるのにどれだけ時間かかったと思ってんだよ！バズーカかよ！紙とは思えねぇ硬さだよもはや凶器！CDもっ、追加の10枚で37枚だぞっ！？腕ちぎれるわっ！！」

『キャンキャンキャンキャン吠えやがって…ふんっ！持たせてもらえて光栄に思え！DVDは貸してやるが、すぐに帰れよ。私はこの後、273回目のしうちゃん新作MVを拝むんだ。ワンコと戯れてる暇などない。』

BK「おっ前ッ、…友達無くすぞ！？」

『しうちゃんがいてくれるからいい。』

BK「いてくれるって…アイドルだろうが。」

『そうだ。宇宙一のな！

"ガチャッ"

ただいま～』

BK「お邪魔しまーす…」

　

「あ、A！おかえり！」

　
　

　

BK「『っっっ！？』」

「お友達？こんにちわ～」

BK「なっ？！ぇ、なん！？えっ、えっ、えっ……しっ『しうちゃんっ！！！』

"ギューーッ"

XU「おっとッ！ハハハ！もぉ～、急に抱きついたら危ないだろ？

ッ、えぇぇぇぇっ！？！？！？」

XU「A、おかえり！」

『しうちゃんしうちゃんっ！来てたの！？なんで言ってくれなかったの！そしたら学校休んだのにぃ～っ！』

XU「だからでしょ？学校はちゃんと行かなきゃ。それよりA、しうちゃんて呼ぶの嫌だって、いつも言ってるでしょ…？」

『ごめんなさーい……

　
　

お兄ちゃんっ！』

BK「はぁぁぁぁぁ～っ！？！？！？」