私、ATMなんで。 (ページ18)

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XU 「……ほら、行くぞ」

『あ！し、しうちゃん！帰る前にっ…ね？あ、あのねっ！その、…あの！しゃっ、…しゃしゃしゃ、しゃしっ、…写真をっ！い、いっちょ、…い、一緒にっ…と、…と、…ととととととと、撮って！く、くだっ、…く、…くだしゃいっ！！///////』

XU「よくもそこまで噛めたな。」

『しうちゃんと！ツ、ツーショットっ、撮りたい！です…っ！今日、せっかく綺麗にしてもらったし…綺麗なまましうちゃんの隣に立って、思い出に残したい…ですっ！////』

XU「……携帯、貸して。」

『あ、はい！』

XU「……ほら、もっと寄りな。」

『いいの！？』

XU「いらないならいいけど。」

『いりますっ！ハッ、すすす、すみませんっ！こんなわがままをっ、プライベートなのに！おいくらですかっ！？』

XU「馬鹿が。早くしろ…撮るぞ。」

『ふぁい！/////』

XU「ほら、もっと寄れって……顔、硬くない？せっかくなんだから笑え～」

『むっ、無理…っ！/////』

XU「ブッ！…いくぞ？ハイ、キムチ～」

"カシャ"

『ッ、…あ、ありがとうございます！もう一生待ち受けにします！毎日拝みます！ポスターに引き伸ばして家中に飾りますっ！家宝にします！！///////』

XU「家宝が娘息子のセルカってどうなんだ？」

『しうちゃん！今日はありがとう！しうちゃんの隣にいられて、嬉しかった！』

XU「……よかったな。」

『うんっ！あ～、これで来月からもた～んと貢げるよう死ぬ気で働けるー！』

XU「おい！お前、俺の言うことまったく聞いてないだろ…」

『聞いてるよ！しうちゃんといる時は常にボイスレコーダーで一言一句録音して、全会話を授業中にいつも聞いてるよ！』

XU「二度とするなよ。」

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