44話 ページ45
sideA
ヘルシャフト｢ボク、ちょっと仕事に戻りたいんだけど。｣
ｷﾞｭｯ
ヘルシャフト｢もう〜…ほら、お兄ちゃん。｣
！？
ラオ｢わぁい。｣
A『ダ、ダディー!!』
ヘルシャフト｢ごめんねぇ。｣
思ってないだろ！
A『リード、伏せろ！』
リード｢え｣
壁を蹴り飛ばし逃げる。
アヴィド｢Aも身体頑丈だからね。｣
入間(ひぇぇ!!)
ラオ｢まーだ鬼ごっこ？遊びたがりなんだから。｣
sideアヴィド
兄ちゃんも凄い速さで追いかけて行った。
アヴィド｢とと嫌いだってさ。｣
ヘルシャフト｢は？｣
アヴィド｢なんで兄ちゃんに預けようとしたの？｣
ヘルシャフト｢だから、仕事に戻らなきゃいけないの。師団パーティーで忙しいし。｣
アメリ｢そこの2人待て!!｣
A『その動く生ゴミ捕まえてから言え！』
ﾄﾞｰﾝ!!ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
また壁が壊れる音する……
ヘルシャフト｢兄妹喧嘩は…｣
ととが頭をかきながら
ヘルシャフト｢もうお終い。｣
兄ちゃんを踏んづけて、Aを抱っこする。
A『…』
そこから逃げたい一心でAは暴れる。
ヘルシャフト｢レディーなのに足に傷なんてつけないの。｣
そりゃ壁を一蹴りで壊すんだもん。
ラオ｢親父クソ重いんだけど。｣
ヘルシャフト｢黙りな。｣
A『…』
Aを撫でて落ち着かせる。
ヘルシャフト｢お兄ちゃんはパパが見とくから。ね？｣
A『信用出来ない…』
ヘルシャフト｢なんで！？｣
抜けるの得意だもんね。
人目を盗むの大得意だし。
シチロウ｢あ、居た。｣
バラム先生？
シチロウ｢ラオネンくん、補習するよ〜。サボった分みっちりやらないと。｣
ラオ｢え〜…｣
A『さっさと行け。ゴミが。』
めっちゃ怒ってるじゃん。
A『…カルエゴもダディーも嫌い……』
カルエゴ｢結構だ。｣
今度は失神しないだ。
A『やる。』
床に叩き捨てたのは懐中時計。
落ちた衝撃で壊れた。
A『待たせたな、リード。戻るぞ。』
リード｢え、あ…うん。｣
2人で戻っていく。
そういえば全然反応しないな……
ヘルシャフト｢…｣
放心してる。
カルエゴ｢…｣
何食わぬ顔して懐中時計を拾う。
あ、違う。
カルエゴ｢……お前なら直せるだろ？アヴィド…頼む……｣
声が震えるくらいダメージを受けてるわ。
カルエゴ｢…もう一度渡す為に……｣
嫌われて結構じゃないじゃん。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
