3話 ページ4
sideA
A『……カルエゴ卿。』
私の目の前で自分の机で職務を行う教師を呼ぶ。
カルエゴ｢なんだ。｣
A『……なんでもない。』
カルエゴ｢なら呼ぶな。｣
A『…処刑玉砕……か。』
イルマが未知だな。
A『カルエゴ卿。』
カルエゴ｢なんだ。｣
A｢イルマの魔法はなんなんだろうか。｣
カルエゴ｢知らん。｣
A『バビルスにないのか？』
カルエゴ｢あるだろうが、興味ない。｣
自分のクラスの生徒すら興味ないのか、この男。
A『…』
また1枚1枚ページをめくる。
A『カルエゴ。』
カルエゴ｢粛に。｣
昔の呼び方を嫌う。
A『……』
そっと外に出る。
ダリ｢カルエゴ先生と雑談出来るのはキミくらいだね。｣
A『……別に。カルエゴ卿とは昔からの顔馴染みだ。』
シチロウとカルエゴ。
昔からの顔馴染みなだけだ。
A『…向こうは顔馴染みだとすら思ってないだろうが……』
五月蝿いガキだと思う事はありそうだ。
リード｢あ、Aっち〜。下行こうぜ〜！｣
下？
A『何故。』
リード｢遊ぼ〜ぜ。｣
まあたまには酔狂に付き合うのも悪くない。
A『処刑玉砕か。』
サブノック｢行くぞ！｣
A『アレを取れと？』
しかも1人は氷漬けにして1人は真っ二つにしたぞ。
クララ｢アメ食べる？｣
…
A『ほら。』
ポケットからチョコを出し渡す。
入間(あの子って意外に口下手なだけで優しいんだな。)
クララ｢わぁーい！チョコだ！｣
貰ったアメを頬張る。
A『避けるスキルは見物だが、取らなければ反撃出来まい…』
ボールが飛んできた…
ﾊﾞｷﾝ
A『もっと的確に遊ばんか…』
入間(わぁぁ…)
カムイ｢お美しい!!｣
エリザベッタ｢あら可愛い。｣
な…！
仮面が!!
A『……帰る。』
契約する時に素顔にするからこその価値。
見せびらかしては意味がない…
早く帰らねば…
カルエゴ｢っ…！｣
カルエゴ(仮面が……素顔を見せることに抵抗を覚えたのはいつからか…昔は素顔のままだったのに…)
スペアを常に持っていなければ…
A『……ふう。』
危ない所だった。
―翌日―
入間｢おはよ。｣
は？
A『どういう風の吹き回しだ。』
アリス｢な！イルマ様が声をかけて下さったのだぞ！？｣
A『だから聞いているのだ。』
意図がわからん。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
