28話 ページ29
sideA
どうしようか。
A『悩む。』
カルエゴ｢次はないぞと言ったぞ。｣
ただいまカルエゴに頭を鷲掴みされ持ち上げられている。
A『私の優先順位が変わったから忘れただけだ。』
カルエゴ(お茶を作る＜？ つまり私の優先順位が下がった！？)
抱き寄せられた。
カルエゴ｢…作れ。今すぐに。｣
うーん…
A『購買にだって豊富な種類が陳列していたぞ。』
カルエゴ｢…作れ。｣
カルエゴの肩に手を回す。
カルエゴ｢…｣
A『うーん…』
カルエゴ｢…A、作ってくれ…｣
A『大体、茶葉もないし…』
降ろされた。
カルエゴ｢何処へ行く、来い。｣
？
購買に着いた。
｢カルエゴ先生と一緒…！？｣
｢なんで…！？｣
A『購買にも茶葉あるんだな！』
カムカム｢ソッチの棚から選べ。｣
A『…』
見たことないのある…
何故か注目されている……
カルエゴと呼ぶとまた睨まれるかもしれない。
A『先生、悪いが上の棚右から2つ目を取ってくれないか。』
カルエゴ｢……｣
カルエゴ(何も違っていないのに…)
取ってくれない……
A『聞いているか？』
カルエゴ｢……｣
持ち上げられた。
カルエゴ｢自分でやれ。｣
持ち上げるよりも取る方が楽では？
A『カムカム氏、会計を頼む。』
カムカム｢毎度アリ。｣
白い表紙の本を開く。
あった。
本から予備のポットを出す。
A『自分で言うのもなんだが、既製品の方が味は確かだと思うが。』
カルエゴ｢喧しい。｣
お湯が湧くのを待つ。
A『カルエゴとダディーくらいだぞ、私の茶やら菓子を楽しみに待つのは。』
カルエゴ｢シチロウはどうした。｣
あ。
A『最近作ってないから忘れていた。』
ｺﾞﾝｯ！
何か大きい音が…
給湯室から出て廊下を見る。
A『シチロウ。何してる？』
シチロウ｢ご、ごめん。声聞こえたら前方不注意で…｣
カルエゴ(菓子作られていないのか…)
シチロウ｢…ま、またお菓子作ったら持ってきて欲しいなぁ…なんて。｣
図体がデカいのに気弱な発言だな。
A『機会があればな。』
カルエゴ｢沸いたぞ。｣
A『あとは茶葉入れるだけなのだから自分でやれば良いのに。なあ、シチロウだってそう思うだろ？』
シチロウは困った顔をして
シチロウ｢Aちゃんが作ったのはどんなブランドより高級だよ。｣
A『頭をぶつけて気を可笑しくしたのか？』
シチロウ(本心なのに…)
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
