【魔入りました!入間くん】問題児クラスに無愛想なのに愛される不思議な悪魔が居ります。

14話 ページ15

sideA

｢カルエゴ先生って怖いよね。｣

上辺しかわからない。

わからないのに踏み込もうとしない。

A『滑稽な……』

モモノキ｢カ、カルエゴ先生！｣

赤い…

カルエゴに好意を持っているのか？

カルエゴ｢では失礼。｣

モモノキ｢は、はい！｣

恋敵か…

私よりも大人で位階が上位で

A『…不釣り合いなのはわかってる。今更だ。』

学舎の窓から入間の花を見上げる。

A『…』

ｷﾞｭｯ

A『何奴…！』

クララ｢へへーん、Aちん。入間ちとアズアズ待ってるよ〜。｣

変なのに好かれ懐かれた。

入間｢え、えっと……クルックさんは…｣

此奴に名を呼ばれたことないな。

A『Aで良い。』

入間｢あ、ありがとう…Aも友達だね！｣

？？？

A『トモダチ？知らない言葉だな…馴染みのない言葉だ…』

アリス｢ふん、オトモダチとは！｣

満を持して説明するのは良いとして

A『お前はなんか脚色してそうだから入間に聞く。トモダチ？とはなんだ。』

入間(確かに…)

入間｢えっと…友達って言うのはね、｣


カルエゴ(なッ！数日しか経っていないのに！由々しき事態だ…！)

入間(カルエゴ先生めっちゃ怒ってる〜!!なんでぇ！？)


A『まだ私にとっての未知があると思うと俄然調べたくなる。』

クララ｢今日何して遊ぶ〜？｣

子どもか。

A『購買に寄る。』

クララ｢一緒に行く！｣

何故？

A『インクが無くなったからな。』

カムカム｢ペンのインクはソッチ。｣

クララ｢わぁーい！｣

！？

入間｢すみません！すみません！｣

騒々しいな…

A『コレをくれ。』

アリス｢ウァラクと似てる能力かと思えば購買に来て物を買うのだな……｣

なんだ？

A『私は魔法以外欲しがらないぞ、知識とカルエゴを別として。』

入間｢カルエゴ先生好きなの？｣

A『あぁ。常に妻にしろと言ってるんだが毎度断るの一点張りだ。』

入間(あのカルエゴ先生にめっちゃアタックしてるし挫けないって凄いなぁ……)

カムカム｢毎度。｣


A『アヴィは何でも欲しがるからな。購買にブラックリストされてるらしい。』

コツンと入間の額にジュースを当てる。

入間｢？｣

A『なんだ、ずっと見てたから気になってたのかと思ったが。』

入間｢え、あ、ありがとう…！｣

入間(観察力凄い！)

アリス｢いけません！入間様！私が毒味して｣

A『購買がそんなモノ売るか。』

過保護な護衛だな。

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