44 推しがかっこよすぎて辛い ページ45
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「ぬ、温水さん……?」
「えぇ、温水さん息してるっ!?」
緑谷くんに、ガクガクと肩を揺すられた。
『はっ、ごめん無理推しがかっこよ過ぎて何も考えられないとりあえずしんどいです……。』
「確かにエンデヴァー凄いかっこよかったね…!」
『う、うぅ〜っ。エンデヴァァァァァ……。』
涙が出てしまう。
「わぁーっ!泣かないで温水さん……!」
『うっ、あんなにホークスさんに煽られたのに、一言でみんなを圧倒させるって、本当に強すぎる……! 。』
轟くんは、無言で私の頭を撫でてくれていた。
「……ヒーローエンデヴァーは、かっこいいな。」
そう彼が口にして、私はガバッと顔を上げた。
『エンデヴァーは……これからももっと、かっこよくなるよ…!!だから、見ていてあげようっ……?』
「……はっ、ひでぇ顔。」
轟くんが、また笑った。最近彼の笑顔をよく見るようになった。
『いや本当にデリカシー無いな!!!あー思考が戻ってきた!みんなでホールケーキ食べようっ!!!』
「えっ、僕たちもいいの!?」
『私だけじゃ食べれないしっ!あ、お茶子ちゃんも呼ぼう〜!!緑谷くん呼んできてよ!!みんなにバレないようにねっ。』
「わ、分かった……!」
お茶子ちゃんは、私のガチ勢ぶりに引くことなく共感してくれるし、ケーキの大きさ的に彼女だけを呼ぶことにした。
あと緑谷くんがいるからっていうのもある。
みんなでケーキを食べていた時だった。
『んっ、ホークスさん!?電話だ……ちょっと出ていい?』
「いいよ〜!」
『もしもし、ホークスさんですかっ?』
「ブハッ、そうだよ俺がかけてるんじゃん!」
『さっきはビックリしましたよ〜!いや〜エンデヴァーかっこよかったですね……っ!』
「んね〜!エンデヴァーさん応えてくれて良かったよ、安心した。」
『ホークスさんも、もちろんかっこよかったですよ〜!で、何かあったんですか?』
「察しが良くて。マイルディちゃんさ、突然なんだけど明日、九州に来れない?」
えっ。
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作者名:いるか | 作成日時:2020年6月17日 16時