35 インターン ページ36
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インターンが始まった。もちろん、私はホークスの事務所に受け入れてもらった。
「いや〜ごめんね、最近忙しくて掃除出来てなくてさ。」
今、私はホークスさんと事務所の膨大な書類を整理している。
『大丈夫ですよ！こういうのも、ヒーローを仕事にするなら必要ですからね。』
作業は得意なので、無駄なくテキパキと、報告書を分けていく。
「手際が良くて助かるわ。そう言えば、エンデヴァーさんの息子、仮免落ちたんだってね！」
『流石！情報通ですね〜。轟くん、エンデヴァーにコンプレックスがあるみたいで…。エンデヴァーアンチと喧嘩しちゃったんです。』
「まじか。確かにエンデヴァーさん、育児とか苦手そうだからな〜。」
『ぶっちゃけエンデヴァーらしいですよね……。まぁかなり現実は、酷かったんですけれど。』
少し意味深に、そう伝えた。
「……焦凍くんとは仲良いの？」
急に聞かれたくないことを直撃され、バサッ！と書類を落としてしまった。
『わーーーーっ！ごめんなさい。』
「見事な動揺っぷりだねぇ。」
『な、仲良くは無いんですよほんと！』
「体育祭で、かっこいいエンデヴァーになんか似てない！って啖呵切っちゃったもんね。もしかして、焦凍くんのこと、好きになっちゃった？」
『せ、セクハラで訴えますよ……っ！』
「良いじゃん別にぃ。お互い唯一の同士なんだしさぁ、お兄さんその話気になるんだよね〜！」
『実は、エンデヴァーじゃなくて俺だけを見て欲しい、成長したら伝えたいことがあるって言われてまして……。』
「えっ何それ！あの焦凍くんが！？」
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作者名：いるか | 作成日時：2020年6月17日 16時
