享年28歳未婚ハイスペック社会人（女）の生まれ変わった先が名探偵コナンの世界だったので前世からの親友ととりあえずがんばる［1］

41.もしやこの場の顔面偏差値カンストなのでは？ ページ41

安室さんの登場に場の緊張がほぐれたのを感じる。


私とイチは安室さんが来たからもう諸伏さんが死ぬことはないだろうと安心したし、諸伏さんはやってきたのが組織からの刺客ではなく仲間だったからか、身構えていた身体からだいぶ力が抜けたようだった。

赤井さんと安室さんが目が合った瞬間にピリッと空気が張るような感覚がしたけど、流石にいきなり殺し合いなんて事にはならない…と思う。
君達全員NOCだよー！安心してねー！


ウーン、こんな時でもイケメンだなぁと呑気に思う。いやだって、格好いいから仕方ないじゃん！！
いかん、初めて生で見る安室さんについ興奮してしまう。

諸伏さんはホッとしたように「なんだ、ゼロか…」と呟く。
たぶんそれ聞こえるように言っちゃダメなやつやでスコッチくん？

赤井さんといい諸伏さんといい、なぜ素性がバレる可能性があることを言うのか。
赤井さんに関してはもうバラしてたけどな！私が言うのもなんだけれど、もっと見ず知らずのJCを警戒したほうがいい。


A「あ、ごめんなさい！立てますか？」

諸伏「あ、ああ…悪い。」

A「もし立てなくても、私平均体重なんでお兄さんが貧弱だったせいって事にするつもりだったんですけど、必要なさそうでよかったです。」

諸伏「あはは…。」

ずっと上に乗ってるわけにもいかないのでそろそろ退こう。
私が差し出した手を取って諸伏さんも立ち上がった。

確実に突進のせいだけどね、とイチが呟いているのが聞こえたけど結果生きてるのでオールOKってことで！


赤井「お手柄だったな。君のおかげで今のところみんな無事だ。」

A「お褒めに預かり光栄です！！」

赤井「銃を持った人間に無計画で突っ込んで行くのは感心しないがな。」

A「ぐっ…すみませんでした…。」

一乃「この子昔から危なっかしいというか、そういうとこあるんですよねぇ〜。」

困っちゃいますよね〜、とか君も大変だな、とか2人で私をダシにしてほんわかし始める。何打ち解けてんだ。

そんな空気を断ち切るように安室さんがコホンとひとつ咳払いをした。

降谷「…一体何があったのか教えて頂いても？」

丁寧な言葉遣いと笑顔の裏にある"バーボン"モード特有の威圧感。
それでも怖いと感じないのは、彼が正義の人間だと知っているからか。


諸伏「…ライ、さっきの話は信じていいんだよな？」

赤井「ああ、勿論だ。」

諸伏「そうか、分かった。…バーボン、ライは"こっち側"みたいだよ。」

42.ふむ、一介の女子中学生には重すぎる話ですな！（訳:帰ってから話せ）→←40.一般人なので拳銃はちゃんと怖い。

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