126話 ページ26
「あれ？」
そういえば、私って……。
大事な事を思い出した突如、私の視界はぐらりと回転する。
私の体は落下していた。
「落ちてるうううううう！？！？」
ヤバイヤバイヤバイ。
『アレ』のせいで魔法が使えなくなることすっかり忘れてたよ！！
とにかく死なないことに全力を尽くそう。
そう思って私は地上に背中を向けて、いつでも受け身をとれる体制になった。
ドンッ！！！
目は閉じていたので分からないが、あまり衝撃は感じない。
でも確かに何かに触れた感覚はした。
あれ？
目を開けると、目の前には無表情のマスルールの顔があり、私は地上から少し離れたところに浮いていた。
違う、これあれだ。
マスルールが落ちる私を受け止めてくれたんだ。
「大丈夫ッスか」
無愛想にそう言われ、私は勢いよく頷く。
「あ、ありがとうマスルール！」
お礼を言うと、マスルールは私を下ろしてくれた。
あー良かった。
骨が何本か折れる覚悟だったからねほんと。
「A、大丈夫でしたか？」
「へ？ああジャーファル。」
「突然落下してきて……、まさか何処か具合でも悪いのでは？」
そう言ってジャーファルはずいっと私に顔を近づける。
「い、いや大丈夫大丈夫！顔近いから！！」
「それなら良いですけど……」
空を見上げると、先程まで見えていたルフの流れが消えていることに気付く。
ああ、ソロモンの知恵の能力、消えちゃったか。
「Aさーん！！」
私を呼ぶ声が聞こえ、振り返るとこちらに手を振るアラジン。そしてその隣にはアリババとモルジアナがいた。
笑顔の彼等を見て安堵しながら、その場へ駆け寄る。
「皆お疲れ様っ！！」
私は皆を抱き締めた。
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期待のエージェント - とても面白いです！これからも、頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月22日 17時) (
レス) id: 7005aaa5c7 (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人(プロフ) - 紅玲??�01**KOUreiさん» すいません間違っていました、修正します！！ (2015年10月14日 22時) (レス) id: 67102bbaea (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人(プロフ) - M-Aさん» ありがとうございます嬉しいです(*^^*) (2015年10月14日 22時) (レス) id: 67102bbaea (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人(プロフ) - 乙姫さん» すいません修正いたしました (2015年10月14日 22時) (レス) id: 67102bbaea (このIDを非表示/違反報告)
紅玲??��01**KOUrei(プロフ) - 福王じゃなくて副王では？１１５話から気付いたんですが間違っていたり、意図的ならごめんなさい (2015年3月7日 13時) (レス) id: 4e1e81eeb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中学生なのに暇人 | 作成日時：2014年4月3日 1時
