4話 ページ5
「……気持ち悪。」
朝。
目覚ましの鳴る30分前に起きてしまった俺は、何時もは左馬刻が作る朝御飯を作る。
丁度パンが焼けた頃、そんな台詞を吐いて左馬刻が顔を出した。
「飲みすぎっからだ。……今日の予定は? 」
「……特に? あぁ、昼に銃兎達来るから。」
「了解。」
珈琲を啜りながら、そんな会話を。
それまで買い物行くのも良いかもな。
本屋とか、CDショップとか。
「……なぁ。」
どこ行こうか、と考えを巡らせていると左馬刻から声がかかる。
「ん? 」
「……家具とか見に行かね? カーテン、そろそろヤバイだろ? 」
家具かぁ。
確かにカーテン変えたいし、ベッドも。
「……だな。じゃ、家具見に行こ。」
朝御飯の片付けを終え、服を着替える。
俺は黒のTシャツに、ジーパン。
左馬刻はシャツにジーパンと2人とも楽な格好だ。
「車、どっち出す? 」
車のキーを回しながら聞く。
俺と左馬刻、どっちも免許持ってるからどっちでも行けるけど。
「俺出す。」
「アザっす。」
左馬刻に鍵を投げ、俺は助手席に乗り込んだ。
そのまま機械を操作して、音楽を流す。
軽快な音楽が車内に流れた。
「お前さ、遅くなるとき言えよな。」
ポツ,と左馬刻が口を開く。
横を見ると、少し怒った顔。
「……ん。ごめん。」
こいつなりにも心配してくれたのだろう。
そう思うと胸の辺りがポカポカする。
「飯作んの勿体ねぇだろ。」
「あ、うん。」
そっちの理由?
「……着いた。」
近所にある、某大型家具専門店。
店内に足を踏み入れ、俺等は目的の物を探す。
「……カーテン。どっちのが良いかな? 」
俺が手に取ったのは、赤と青。
青の方が落ち着いた気もするけど、赤も好きなんだよな。
「青で良いだろ。」
「えー……。赤は? 」
「却下。」
左馬刻の即断により、カーテンは青に。
その後、ベッド売り場へ。
「やっぱさ、今ので2人って無理あるし。もう少し大きめの買わね? 」
「ん。」
今のより大きめのベッドもゲットし、俺等は家へ戻った。
家へ戻ると、丁度12時。
銃兎達は飯食って来んのか? と思いつつ一応4人分の昼食を。
手短に家にあるもので。
出来上がると同時に、家のチャイムが鳴る。
「……はい。」
「銃兎です。」
「入れ。」
入ってきたのは入間銃兎と毒島メイソン理鶯。
2人とも左馬刻の仲間で俺の友達だ。
「……昼食、私達の分もですか? 」
「あぁ。食ってたら別に良いけど。」
「頂きますね。」
「この小官特製のふりかけを「じゃあ食べようか。」
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美優(プロフ) - すごくおもしろかったです!続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 94bf85f3ba (このIDを非表示/違反報告)
彩白 - 夜月さん» すみません! 指摘ありがとうございます! (2019年4月27日 9時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - タイトルのとこ二朗になってますよ? (2019年4月23日 23時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
れいな BTSユンギ - お〜違いましたか〜スンワセ〜ン… 完結が楽しみでっす! ワクワクデス! (2019年4月23日 13時) (レス) id: a9e253502f (このIDを非表示/違反報告)
彩白 - クロスケさん» 本当ですね、ごめんなさい! 書き直しますね (2019年4月22日 23時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩白 | 作成日時:2019年4月22日 21時