第404話 ページ15
「.......」
ようやくテストにも合格でき、無事任務復帰!
...というのにも関わらず...相変わらず私は未だに山の中にいた。
なんてったって今はみんなそれぞれのことで忙しくて、任務に行っている暇などないのだ。そんなわけで私は今日も再び修行。1修行さってまた修行の繰り返しである。
「んんん...」
ちなみに今は何の修行をしているかと言うと...私、ついに憧れだったあの雷遁に挑戦してみようかと思いました。
この間、テストが終わった時、カカシさんに雷遁教えて!と言ってみた所...
『はァ?雷遁?お前ねぇ...そんな簡単に出来るわけないでしょ...』
『じゃあやり方だけ教えて!あとは勝手に自分でやるから!お願い!!』
『あーもうわかったわかった...いいか?まず水の性質を持つお前にとって、雷遁は至難の技だ。
何を言おうにもまずは雷の性質変化が出来にゃならん。しかもその上、雷遁と水遁じゃ相性が悪いからな...最悪の場合、雷遁が邪魔をして水遁が発動できなくなる...なんてケースも十分あり得る』
『...ほう...』
『ま、つまり結論から言うとだな...もし今のお前が雷遁を使いこなしたいって言うなら、とにかくレベルの低い忍術から地道に特訓していくしかないってわけだ』
『なるほど、結局はゴリ押しなんですね』
『印は教えてやる。やり方はお前が水遁を覚えた時と同じようにやればいい。あとは努力するのみ!以上!』
『...ほんとに力技ですね...』
...てなわけで現在、私はほぼ投げやりな状況で雷遁を習得しようとしていた。私が『千鳥ッ!』と叫んで地上を駆け巡る日もそう遠くはないであろう。ふふふ...。
...にしたってやっぱ難しいな雷遁...。修行を始めてから数日。性質変化はなんとかできたっぽいけど、それがうまく技の形にならない...。
右手に貯めたチャクラをバチバチと鳴らしてみる。...未だに電気を貯め込んでいる自分の手に慣れなくて、近くで見るとまだちょっと怖い。
ちなみにカカシさんが教えてくれた印は"雷獣追牙"。雷獣追牙というのは簡単に言うと、雷の狼を生み出す感じやつである。
こうやって「簡単な技から〜」とか言っときながら、しれっとレベル高い技を習得させようとするあたりあの人も鬼である。
...まあ私のやつは狼なんて原型保たず変な形の雷がバチバチ飛び回るのがやっとなんですけどね...。
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色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます!嬉しいです!!ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります!! (2019年8月20日 20時) (レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります!!今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります!!更新楽しみにしております!! (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2019年7月18日 14時