第157話 カカシside ページ28
再不斬との再戦が暫く続いていた頃だった。途中、奴の霧隠れの術により、一気に視界が狭まれる。
そのせいで奴の攻撃のガードも遅れてしまう。
「くっ…何故だ…それはお前の視界を奪うことにもなるはず…」
「忘れたのか…」
「なにっ!?」
「オレが音だけでターゲットをつかむ無音殺人術の天才だということを!!」
ちくしょう…サスケとナルトも心配だってのに…これ程の悪条件下での闘いは久しぶりだ…
それに心配なのはあいつらだけじゃない…ナルトと一緒にいた筈のAだけがまだこっちに来てないってことも気になるな…ということは、恐らく向こうも……
…駄目だ、落ち着け。今は目の前の敵に集中しろ。それにきっと、あいつなら大丈夫だ…兎に角今はそう信じるしかない。
冷静になれ…考えるんだ…
奴は何処を狙ってくる?
「!」
…するとその時、微かにだがサクラの方から再不斬の気配を感じた。
「えっ!?」
「!!」
…!マズい!!
バッとサクラ達のいる方へと視線を移す。するとそこには、後方から二人を狙う再不斬の姿があった。急いで二人の間に割り込む。
「!!」
「遅い!!」
そんな咄嗟の判断により、二人の盾になることしかできなかったオレ。そんなオレに向かって、容赦なく奴の大剣が思いっきり振り降ろされようとしたときだった。
『させるかァッ!!』
「「!!」」
「!?」
突然何処からか聞こえたそんな声。そして先程まで再不斬がいた筈の所には複数枚の手裏剣が 地面に突き刺さっていた。
手裏剣を投げられた本人は咄嗟にそれを避けるために、素早く身を引き再び霧の中へと姿を隠した。しかしそのおかげでオレが奴に切られることはなく、サクラ達も無事なようだった。
突然の事態に少し驚くも、オレはその声の主を知っていたが為に何が起こったのかは直ぐに分かった。
そしてそれが分かったのとほぼ同時に、漸くその人物がオレ達の目の前に現れる。
…まさかこんな絶妙なタイミングで助太刀に来るとはな…流石はオレの一番弟子だな。
「…ほう?漸くお出ましってワケか…」
「…あっ!
A!!」
『カカシさん!サクラ!大丈夫!?』
344人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年11月20日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす!!!滅茶苦茶嬉しいです!頑張ります!! (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です!超応援してます!頑張ってください! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ!!?めちゃくちゃうれしいです!!本当にありがとうございますー!!(((o(*゚∀゚*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます!とても面白いです!がんばってください!私もうこの話のファンになっちゃいましたw! (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:色葉 | 作成日時:2017年10月8日 13時