第149話 ページ20
頭の中でグルグルと思考が回る。
待って、確かカカシさんが復活してからタズナさんの護衛に着くのってこれが初めてじゃない?しかもわざわざ橋にまで行くって…
それで、確か原作だと…再不斬との戦闘は確か橋の上……だったよな?
…嫌な予感がする。これってもしかして、いや間違いなく……
『まさか今日が…!?』
「行ってきまーす!!」
『!?ナルトちょっと待って!!』
漸く今日が再不斬との再戦の日かもしれないと気がついた私。しかしナルトは私の言葉をを聞くことなく、猛スピードで家を出ていってしまった。
『あ〜ッもうあんのバカッ!!』
マズイ、あいつのことだから絶対に真正面に再不斬に立ち向かうに決まっている。ナルトなんかが一人で立ち向かったりして敵う相手なんかじゃないのに!
「…Aちゃん?大丈夫?なんだか顔色が悪いけれど…やっぱり寝てた方が…」
一人パニックを起こしていると、そんな私を見かねて声を掛けてくれたおばさん。隣のイナリくんも不思議そうな顔をしていた。そんな二人の顔を見て、あることを思い出した
…待って、そういえば原作だと二人もなんか危ない目に合ってなかったか…?はっきりとは思い出せないけど、多分そんな感じがする……
となると、ナルトが行っちゃった分、少なくとも私はこの家に残っておいた方がいいかもしれない…一先ず向こうはカカシさん達に任せておいて大丈夫だろう。変に私が関わらない方が原作にも支障が出なくていいしね。
「…Aちゃん?」
『…おばさん、私やっぱり今日はここで休ませて貰います』
あれから暫くたった頃、私は念には念をと思い、タズナ家の屋根の上で怪しい者の見張りをしていた。
もしかしたら誰も来ないかもだけど、私の記憶が正しければ多分おばさんかイナリくん辺りが狙われてた筈なんだよな…誰にとはもう忘れちゃったけど、まあ雑魚だと思うし多分私一人でも大丈夫でしょ。
見張りを始めてから暫くの間、そんな楽観的な思考に浸っていると、案の定なんか明かにヤバそうな二人組が向こうからやって来た。その足は真っ直ぐに此方に向かっている。
…うわ絶対あいつらこの家狙ってるじゃん…なんかもう顔に出てるし。でも見たところほんとに雑魚っぽい…てことは多分、ガトーの手下とかかな?
なら、あんな忍でもないクソヤンキー二人の相手ぐらい、今の私にはお茶のこさいさいね。
…なら被害がでかくなる前に、さっさと片付けちゃいますか!
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年11月20日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす!!!滅茶苦茶嬉しいです!頑張ります!! (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です!超応援してます!頑張ってください! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ!!?めちゃくちゃうれしいです!!本当にありがとうございますー!!(((o(*゚∀゚*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます!とても面白いです!がんばってください!私もうこの話のファンになっちゃいましたw! (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2017年10月8日 13時