第437話 ページ8
十尾が現れてからというものの、その力は絶大だった。
八尾や九尾も全力で立ち向かうも、全くと言っていいほど歯が立たない。
途中、八尾が十尾の隙をついて尾獣玉をぶつけようとした。がしかし、その尾獣玉はまるで虫でも追い払うかのように簡単に弾き返され、そのまま八尾もとい、私の方へと激突してきた。
「っ！！」
尾獣玉は八尾の腹部へと当たり、攻撃が当たった八尾はその勢いのまま吹き飛ばされる。
「痛ッ…」
「！牛鬼！！大丈夫！？」
幸い私に尾獣玉は直撃しなかった為、怪我はかすり傷程度で済んだが、八尾の体には至る所に痛々しい生傷が出来ていた。
すると八尾は私の声に応じることはなく、流石に体力の限界が来たのだろう。素早くキラービーのものへと帰っていった。慌てて肩から飛び降りる。
当たりを見渡せば、九尾も少し疲れたのだろう。その形状を保つ事が出来なくなり、九尾を支えにしていたナルトたちはその場に投げ出された。
「皆！！」
ナルトと私以外の全員が方で大きく息をし、その場にへたれこむ。カカシさんもガイ先生もビーさんも、チャクラが限界のようだった。
慌ててカカシさん達の元へと向かう。カカシさんは何とかガイ先生が介抱してくれたものの、ビーさんは未だに立てそうにない。
「！」
しかしそんな中でも、ナルトは前を見つめ、立ち続けた。
印を組み、マダラをしっかりと捉える。
「...お得意の影分身か？禁術の高等忍術とて同じ無能が増えたところで...」
「オレは無能じゃねェ！！」
「よせナルト...！これ以上チャクラを等分裂させる影分身は意味が無い...陽動に使えても決定打にはならない...お前が倒れたら...この戦争は負ける...！」
カカシさんの言葉に息を飲む。どうしよう...確かもうそろそろのはずなんだけど.....。
「しょせん烏合の衆」
「ウ...ウゴウノシュウ...！？」
「.....や...バラバラな人たち集まりってことだよ...ナルト...！」
「やはり無能だ」
ナルトのボケにズコーっとなりつつも、何とか突っ込む。
...本当は役立たずの集まりって意味だけど...私たちは役立たずなんかじゃないし、ナルトがやけくそにキレそうだったのでオブラートに包んだ。てかよくこの状況でボケれるなこの子...。
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ぽに(プロフ) - お家でゆっくりする様になり何周かしてます！！お体気をつけて下さい！更新待っています！ (2020年5月1日 22時) (
レス) id: 38a58bcb90 (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 初めまして!!凄く面白くて一気に読んでしまいました…！大変だとは思いますが、無理しない程度で、更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月11日 0時) (レス) id: 4024d60599 (このIDを非表示/違反報告)
茅(プロフ) - はじめまして！すごく素敵な作品に出会えて幸せです…！無理しない程度で、更新頑張ってください！ほんとに大好きです〜〜！！ (2020年2月7日 9時) (レス) id: 4da9595fa9 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - めっちゃ面白いです！！大変だとは思いますが、執筆頑張ってください！楽しみです！ (2020年2月6日 21時) (レス) id: a34d71dbee (このIDを非表示/違反報告)
那々未 - 色葉さん続編ありがとうございます。 (2020年1月17日 19時) (レス) id: 70f98bd1d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2019年11月6日 14時
