第124話 ページ42
私を信じてる？一体どういうこと？
カカシさんが私の何を信じてくれているのかわからず困惑するものの、そんな私を置いてカカシさんは続ける。
「確かにお前は異世界からきた反面、オレにとっちゃあまだはっきりとわかっていないことも多いし、知らないことだってたくさんある。それは仕方のないことだ」
『………』
「…でもな、オレはこの四年間でお前がどんな人間なのか…どれだけお前が、誰かの為を思って行動するやつなのかってのは…この四年間で多少は分かったつもりだ。
そんなお前のことだ…きっと何か理由があって、その"何か"をずっと隠し通してるんだろ？それもきっと、自分以外の奴の為を思ってのことなんだろう……違うか？」
『…まぁ否定はできませんね……』
私がそう言うとやっぱりな、と呟きフッと静かに笑ったカカシさん。その様子ぼぅっと見つめながらもひそかに思っていたことがあった。
……そっか……カカシさんは、普段からこんなにもちゃんと私の事を見てくれてたんだ……
それが分かった途端にグッと胸が熱くなる。余所者以外の何者でもない今の私にとって、カカシさんのその言葉は、まるで在りもしない筈だった私の存在をちゃんと認めてくれている様な気がして……本当に、心の底からすごく嬉しかった。
「ま、オレは勝手にお前がそういう奴だって信じさせてもらってるってワケよ…だからお前からは、敢えて何も聞いたりなんてしやしなーいよ。お前が自分からそのことを教えてくれるまで…それまでずっと、待っといてやるさ」
『…！カカシさん…っ』
そう言い終わると、立て続けに私の頭をそっと優しく撫でてくれた。
というかなんなのもう？これ以上そんな嬉しいこと言われちゃったらさぁ…！もうっもうほんっとにこの人ってのは……ッ！！
『っありがとうカカシさん！もうマジで愛してる！！大好き！！』
「！？シッ！だからA声が大きいっての！というか何で今告白したの」
『それはカカシさんが私のお嫁さんだからですよ』
「オレはこんな小さなお子さまにお嫁に貰われた記憶はないんだけど？あとオレ男だから」
『うん、知ってた』
「なによソレ……」
嬉しさのあまり、そうやって昔からずっと心の中で密かに留めていた思いをテンション任せに無理矢理押し付ける。すると案の定、やっぱり彼は困ったような表情をしていた。残念でしたね、これが私の本心ですよカカシさん。でもこれでまた一歩貴方との距離が近づきましたね。
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色葉(プロフ) - 星月夜*ミルトニア[3DS]さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！更新頑張ります♪ (2017年9月24日 0時) (
レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
星月夜*ミルトニア[3DS] - イラストのクオリティヤバイ………また見てみたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 4d66220430 (このIDを非表示/違反報告)
色葉 - 輝夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです♪頑張ります！ (2017年9月21日 6時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 面白くていつも更新ワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってください！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 88c1b11d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年9月13日 6時
