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『 えッ、独学で炎の呼吸…?を会得したんですか? 』
「 うむ! 」
杏寿郎さんが鬼殺隊に入った理由が気になって、聞いてみたのだが予想もしない言葉が幾つも返ってきた.
杏寿郎さんのご家庭が、代々 炎の呼吸を受継いで来たという.
その意を受継いで杏寿郎さんは鬼殺隊に入った.
理由は分からないのだが、杏寿郎さんは指南書をひとりで読み込んで会得したという.
代々受継いで来たのであれば、師匠となる人に稽古を付けて貰ったりするのではないだろうか____?
『 あの…、こんなことを聞くのは大変失礼かもしれないのですが…
無理…だとか思ったりしなかったのですか?』
独学で、最高位に値する柱という階級まで上がるのは相当な努力を積んで来たのだと思う.
杏寿郎さんは、少し何かを考えるかのような素振りを見せたが、
「 無理だと思っても、何事もやってみないと分からないからな!
無理なこともあれば、無理でないこともある.
だが、やらなければ無理のまま終わってしまう. 」
と、笑いながらにそう答えた.
ひたむきに前に進む杏寿郎さんは、本当にすごい方だと改めて思う.
そんな姿に、尊敬の念を強く覚えた.
私も彼のように、強く生きたい、と思った.
____杏寿郎さんの存在が、私にとって大きな原動力になることは、まだ知らない.
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雫(プロフ) - 感動して泣いてしまいました。とても素敵な作品ですね!!これからも応援しています。 (2019年11月17日 16時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ2世 - ハッピーエンドルートを書いて頂きありがとうございます!煉獄さんと主人公が再会して両想いになれたので、嬉しかったし、主人公が色付いている世界を見れて本当に良かったなぁと思います。二人とも幸せになって〜! (2019年11月15日 8時) (レス) id: 66e3f3e997 (このIDを非表示/違反報告)
れこ - 素敵なお話ありがとうございます(ノ_<)もっと煉獄さん読みたいです! (2019年11月15日 4時) (レス) id: f06b0667e0 (このIDを非表示/違反報告)
忠 - コメントしてませんでしたがひっそりと毎日楽しませてもらっていました!素敵な作品をありがとうございました!! (2019年11月11日 13時) (レス) id: ef6d2c5f91 (このIDを非表示/違反報告)
パンな(プロフ) - 切ない…けれど面白かったです!。泣いちゃいました。素敵な作品ありがとうございました (2019年11月10日 10時) (レス) id: 9b4868f67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2019年10月21日 12時