四十 ページ40
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あれから、3ヶ月の月日が流れた.
今日もまた、海に訪れていた.
紗江さんと共に.
「 海なんて久しぶりに来たよ 」
目を細め、どこか懐かしむ様子だった.
『 海、綺麗ですね 』
「 そうだな 」
ふと、あの日の崖が目に入る.
『 …… 』
杏寿郎さん、
私は貴方に出会えて本当によかったです.
あの日、杏寿郎さんが止めてくれなければ、
今の私はここにはいません.
きっと色付いた世界を見ることすら出来なかったと思います.
この世界に色が付いただけでなく、
私の人生そのものに色が付いていました.
優しい海風が頬を撫でる.
その風が暖かくて、どこか杏寿郎さんの手の温もりと似ていた.
その風は青色の簪も優しく揺らしていた.
____君が思っている以上にこの世界は綺麗だ.
杏寿郎さん、私はその世界をこれからも見続けて行きたいです.
____目には見えぬが傍にいる.
____「 A 」
今、隣で杏寿郎さんが笑った気がした.
大丈夫、私の隣には____
この色が付いた世界で、貴方と共に____.
おわり
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雫(プロフ) - 感動して泣いてしまいました。とても素敵な作品ですね!!これからも応援しています。 (2019年11月17日 16時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ2世 - ハッピーエンドルートを書いて頂きありがとうございます!煉獄さんと主人公が再会して両想いになれたので、嬉しかったし、主人公が色付いている世界を見れて本当に良かったなぁと思います。二人とも幸せになって〜! (2019年11月15日 8時) (レス) id: 66e3f3e997 (このIDを非表示/違反報告)
れこ - 素敵なお話ありがとうございます(ノ_<)もっと煉獄さん読みたいです! (2019年11月15日 4時) (レス) id: f06b0667e0 (このIDを非表示/違反報告)
忠 - コメントしてませんでしたがひっそりと毎日楽しませてもらっていました!素敵な作品をありがとうございました!! (2019年11月11日 13時) (レス) id: ef6d2c5f91 (このIDを非表示/違反報告)
パンな(プロフ) - 切ない…けれど面白かったです!。泣いちゃいました。素敵な作品ありがとうございました (2019年11月10日 10時) (レス) id: 9b4868f67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2019年10月21日 12時