十二 ページ12
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立ち話もなんだと言われ、店の中に招き入れられた.
客間のような部屋で、硝子細工屋の店主である、
紗江さんに目のことを話した.
仕事に支障が出る可能性はある.
それで不要だと言われたら、諦めるしかない.
「 なるほどねぇ… 」
またもやじっと見られる.
「 別に、あたしは気にしないけどね 」
紗江さんから出たのは思いがけない言葉だった.
『 えっ 』
「 目に病気があるからって、やっぱり不採用なんて言わないけど?
まぁ、あんたがやりやすいように調整はするけどね. 」
『 そ、そうですか… ありがとうございます. 』
「 まぁ、働くからにはとことん働いてもらうから、覚悟しておきな. 」
口角を上げて笑う紗江さんは、やっぱり美しくて
そこに、かっこよさも入り交じっていた.
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雫(プロフ) - 感動して泣いてしまいました。とても素敵な作品ですね!!これからも応援しています。 (2019年11月17日 16時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ2世 - ハッピーエンドルートを書いて頂きありがとうございます!煉獄さんと主人公が再会して両想いになれたので、嬉しかったし、主人公が色付いている世界を見れて本当に良かったなぁと思います。二人とも幸せになって〜! (2019年11月15日 8時) (レス) id: 66e3f3e997 (このIDを非表示/違反報告)
れこ - 素敵なお話ありがとうございます(ノ_<)もっと煉獄さん読みたいです! (2019年11月15日 4時) (レス) id: f06b0667e0 (このIDを非表示/違反報告)
忠 - コメントしてませんでしたがひっそりと毎日楽しませてもらっていました!素敵な作品をありがとうございました!! (2019年11月11日 13時) (レス) id: ef6d2c5f91 (このIDを非表示/違反報告)
パンな(プロフ) - 切ない…けれど面白かったです!。泣いちゃいました。素敵な作品ありがとうございました (2019年11月10日 10時) (レス) id: 9b4868f67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2019年10月21日 12時