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# snr side .
目が覚めると見たことの無い天井。
家のよりも高さのあるベッド。
そして、じんじんと痛む頭。
ただ、きちんと着た服を見ると 事後 という訳ではなそうで。
少し身体を起こし、見渡してみるとそこは女の子の部屋だった。
『千羅さん、起きましたか?おはようございます。』
千「え、あ、Aさん。
もしかして、千羅昨日何かしました…?」
『ふふっ、大丈夫ですよ、何もされてません。
千羅さん、土曜日おやすみですよね?
良かったら朝ご飯食べてってください。』
ふわっと笑う彼女は昨日BARで知り合った女性。
同じお酒を頼んだという共通点だけなのに、新規客の千羅に声を掛けてくれた彼女にいつの間にか心を開いてしまっていた。
彼女の御厚意に甘えて朝ご飯くらいは頂く事にした。
『パンで大丈夫でしたか?』
千「頂けるだけで有難いです……。
昨日はご迷惑かけてすみませんでした。」
『過失の責任は半分、私にも責任があるわ。
それ以上謝ったら怒りますw』
昨日の雰囲気から打って変わって、目を細めてふわっと笑うその顔がなんとも愛らしくて、胸がきゅっと締め付けられるような感覚がした。
それにしても、彼女に振られて酒に逃げ、挙句の果てには初めて会った女性に縋るなんて、何度聞いても最低なヤツじゃないですか……。
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お砂糖(プロフ) - マリンさん» 返信遅くなりすみません(;;)ありがとうございます!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: b2caf16498 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 完結お疲れ様でした!他の作品も楽しみにしてます! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a。 | 作成日時:2019年11月4日 3時