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A今日、いつものBARで飲みませんか?
Aさんからのお誘いだった。
勿論断る理由なんてない、上司からの誘いをサラッと流し、足早にいつものBARへ向かう。
『あ、千羅さん、こっち。』
千「遅くなってすみません。
.......今日もカクテルですか?」
『ええ、ソルティー・ドッグ。
家で飲み直そうかと思ってたんです。』
千「へぇ...。マスター、僕もソルティードッグで。」
Aさんと同じお酒を頼むと「かしこまりました。」とマスターが用意をしてくれる。
隣でお酒を飲む彼女は髪を高い位置でまとめ、後れ毛をちらっと見せていて、何とも扇情的だった。
綺麗で扇情的で目を逸らしてしまう。
『ふふ、なんですか。』
千「なんでもないです.......。」
『嘘だ、見てた癖に。』
千「Aさんが綺麗過ぎるのが悪い。」
お酒のせいか、はたまた別のせいなのかは分からないが、頬を少し赤く染めたAさんがこてんと首を傾げる。
ずるい。
ずるい、本当に。
こんなんじゃ、好きになってまうやろ。
千「.......もしあれだったら千羅の家で飲み直しませんか?」
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お砂糖(プロフ) - マリンさん» 返信遅くなりすみません(;;)ありがとうございます!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: b2caf16498 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 完結お疲れ様でした!他の作品も楽しみにしてます! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a。 | 作成日時:2019年11月4日 3時