Number7. 【irxs】

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丁度良いくらいの大きさに材料を切って、容器に入れていく。


私はグミとスナック菓子だからただちぎったりしてるだけだけどね。


料理苦手…ってか下手だから、私に切らせたら悲惨なことになると思う。


それをみんなわかっているのか、「手伝って」とは言ってこない。


「できたで〜。」


初兎くんが全員分の材料をまとめて渡してくれる。


『ありがと。じゃあ焼いていこう！って言いたいところなんだけどさ、私たこ焼きも作ったこと無いんだよね。』


だからなんで進行役任されたのか謎でたまらない。


「だと思ったから進行役はAなんだよね。６人いればすぐ焼けるでしょ。」


ないくん頭良いなぁ…若干ディスられた気がするけど。


と、もうたこ焼き器に生地が注がれていた。


「じゃあさ、１人２個ずつ具材持って適当に入れればいいんじゃない？」


「りうちゃんナイス！そうしよ〜。」


りうが提案して、２つ具材を選ぶ。


これもまた心理戦みたいになるんだよなぁ…


誰が何を持ってきたのか当てるのも最後にやろうと思って、メモは取ってある。


「これ自分が持ってきたやつ選ぶかによって推理の仕方変わるよなぁ…」


それに気付いたまろくんは、他のメンバーが取り終わるのをじっと見ている。


「あっ、そうじゃん！僕なんも考えずに取っちゃった〜…」


「俺余ったのでええで〜。」


わいわい言いながら具材を取っていく。


ちなみに私はたくあんとスナック菓子を取った。


持ってきたのはあえて取らないでみた。


ん〜、これじゃまだわからないか。


でもグミ持ってきたのは初兎くんかほとくんな気がするんだよな…おふざけ組。


そんなことを考えながら、たこ焼きをみんなで焼いていく。


…私は見学組だけど。


「ソースってどうするん？中身によっては最っ悪の組み合わせなるけど。」


…チョコとかね。なるほど。


「ええやんええやん、全部かけてまえ！」


アニキが初兎くんの手からソースを奪い、全体にかけた。


うわぁ…これグミとキムチにだけは当たりたくない…


グミは不味いらしい…ってか普通に考えて不味いだろうし、キムチは辛いから苦手。


「ほらほら！Aも１個取って！」


りうに急かされ、１つ目のたこ焼きを選ぶ。


「じゃあ行くよ〜、１つ目！さんさん、にいにい、いちいち〜はいっ！」

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