トイレの女神様、実は男【YG】

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『コレ、ですか？』




課長が欲した卵焼きは

現在進行形で私の口に入る寸前のものだった(ちなみにラス1)





課長「僕、卵焼き大好きなんだ！」





奇遇ですね、私もです。





課長「それラスト一個でしょ？もうないよね？だから頂戴？」






嫌です。尚のことあげたくないです。
これユンギさんの特製ですから。





『えーっと・・』






2人して私のピンクの箸につままれた卵焼きを見つめてるって



どういう状況？






『コレ、は、ダメです。』



課長「え・・」






いや、そんな絶望みたいな顔しないでよ。。
元は私の卵焼きだから。所有権は私にあるから。






『どうしてもというなら、、明日課長の分持ってきます。』




私の作ったやつね。

ユンギさんのはあげない。絶対。






課長「ほんと？！」




絶望感に沈んでいた課長の美しい顔は
瞬く間にキラキラと希望に満ち溢れた







なんか、、わかりやす
この人




『お口に合うかわかりませんけど・・』



課長「合うよ！いや、うんきっと合う！合わせてみせる！」







合わせてみせるってどういう・・










"じゃあパクさん明日この時間にここで！！！"



何故か嬉しそうな課長は
大きく手を振りながら去っていった。



















『・・っていうことなの。ユンギさん、卵焼き教えて？』



YG「へぇー。キム課長ねぇ？じゃあ、やるか。」







卵焼きのレクチャーをいいよ、と快く言ってくれた割には、






カンカン！！

ガチャン！

シャバシャバシャバ！！！！







卵を混ぜる手つきがいつもより荒々しい。




今日は教えたくなかったのかな・・
タイミングミスったかもしれない。

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