# ページ15
駿佑side
｢けんと、朝やで。｣
謙杜｢…ぁ、ぁ、、…ぉぁよ、｣
ぽっこりふくらむ布団をとんとんとすればむくりと、起き上がってきた。
物心ついた時から一緒にいる幼なじみの謙杜は三年前、不慮な事故の後遺症で脳性麻痺を発症し、言葉が上手く話せなくなった。
元々体が弱くて、外では物静かな謙杜だけど、俺の前だけではたくさん話してたくさん笑っていたから…
だからこそ、その手段が難しくなったのは悲しい。
｢しんどいとこない？｣
俺の問いにこくこくと頷いた謙杜。
同じ高校に通っていた俺たちだったけど、事故があってから、もともと放任主義だった謙杜の両親は謙杜を置いて、家を出ていってしまった。
たったひとつの宝物だった幼なじみを見捨てることなんてできる訳もなく、俺たちは一緒に高校を中退して今はスカウトされた芸能事務所でモデルをしながらそのお金で謙杜と一緒に暮らしている。
有難いことに、仕事も増え、余裕を持った生活ができているようになった。
謙杜｢…ぁ…、み、ち…｣
｢ん？｣
謙杜｢こぇ、…｣
これ、と少し震える手でスマホの画面を見せてきた。
そこには明日からはじまる俺のステージの番宣ページ。
｢え、？みたいの？｣
またこくこくと小さく頷いた。
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おもち。(プロフ) - マンネさん» リクエストありがとうございます！気長にお待ちいただけると幸いです💕 (2022年10月19日 19時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
マンネ - お話どれもとても面白いです！心疾患と喘息を持って生まれてきた💛くんと初めて会うお話を読みたいです！家族設定でお願いします。 (2022年10月19日 19時) (レス) id: c2f3ec8d12 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 末っ子さん» リクエストありがとうございます💓気長にお待ちいただけると幸いです。 (2022年10月12日 23時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
末っ子 - 持病の悪化で入院中の💛くんが、検査に行くのに乗ったエレベーターの中に閉じ込められて発作をおこしてしまうお話をお願いします。いつも更新楽しみにしています！ (2022年10月10日 21時) (レス) id: 659b1c8562 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - ましろさん» ありがとうございます！！個人的にもこの設定好きなのでリクエスト嬉しいです🙃お待ちいただけると幸いです💛 (2022年10月8日 23時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2022年9月24日 7時
