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ut｢でもどないする？これ以上探しても見つかる気がせぇへんのやけど｣
以前キーボードを叩きながら鬱は呟いた。
液晶内には様々なウィンドウが開かれているが数秒後その全てにエラーコードが表示される。
お手上げ、というように体重を椅子の背もたれにかけ短くなった煙草を押しつぶした。
2人が浮かない顔をする中、Aは少し思案したあとにぃ、と笑みを浮かべる。
『2人ともご苦労。あとは任せてくれ』
rb｢任せてって、何か策があるん？｣
『ああ、頼れる情報屋がいる』
ut｢それって信用出来るやつなん？｣
『その点は安心してくれ。全てプロ並みの仕事をしてくれる。確か現在地は手紙に書いてあるはずだ。そうと決まれば忙しくなるぞ』
嫌に楽しそうなA。
その顔はまるで旧友に会うような懐かしみを含んでいる。
だがそんな2人の疑問はAの『そろそろ朝食だ』という声によって消されることになったのだが。
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場所は変わって医務室。
眠りの浅いしんぺい神は今日もまた健康おじさんよろしくの早起きをしていた。
それはいつもの事だが今日はまた別の意味で早起きをしている。
最後の文字を書き終え万年筆を置く。
紙を手で掬い取り顎に手を当て思案するが、どうも納得がいかない。
sn｢おかしい｣
おかしい。
何が、と言えばそれも簡単なこと。
sn｢Aちゃんの年齢が合わない｣
Aは今年で10歳になると聞いた。
だが生前のAが死んだのは2年かそこら。
それじゃぁ、しんぺい神たちの知らない8年間は？
空白の、何があったか分からない未知の領域。
色々な考察も立てた。
だがその中でも特別有力で、これしか考えられないという説がある。
sn｢クローン…？｣
髪の色も、瞳の色も、体格も何もかも違うけど、記憶の移植だけならコピー技術さえ確立してしまえばいくらでも量産できる。
それこそ、見た目も自分の好きにカスタムできる。
少し考えゆるゆると首を横に振って思考を振り払う。
あのAに限ってそんな、なんていくら考えてもキリがないことをしんぺい神は分かっている。
わかっているが考えられずには居られない。
数十分後、深くため息をついたあと彼もまた席を立ち上がり食堂へと赴いた。
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
