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場所は変わって会議室。
緊急司令で集められた面々は十面相を浮かべ座っている。
まあそもそのはずだろう。
『おい、何故私はここなんだ』
窓際の誕生日席、緩やかな逆行を受けてにこやかな、端的に言えばめちゃめちゃ笑顔で座っている我らが総統。
その膝の上で不服そうにちょこんと座る小さな女の子。
gr「うるさいぞ。お前の席は俺が譲り受けたんだゾ」
『それはそれはご立派なこって』
そこ2人にしか伝わらない会話をする中、怒りのパラメータ限界値突破寸前のいわば般若状態の書記長様はもはや笑顔で話しかける。
tn「で?説明してもらいましょか?」
トントンの言葉に会議室へ集まった幹部達は首を縦に動かす。
だってそうだろう。
何も知らない幹部達からすれば普段厳格な総統(スイーツ大好きおじさん)がいきなり幼女を誘拐まがいで連れ帰ってきて慣れ親しんだように会話しているのだ。
これからこれから発せられる言葉に全員が固唾を飲む中、当の本人はケロッとした顔で言ってのけた。
gr「こいつはAだゾ!」
全「はああああ!?」
幹部全員は思っただろう。
いやもう言葉に出ているのだから分かっている。
こいつは大丈夫か、と。
しかも今日は彼女の命日だ。
それにあの日死んだはずの彼女が生きている、または生まれ変わったなんてにわかには信じられない。
os「いやいやいやそんなん信じなれるわけないやろ!?いきなり俺らの目の前に現れて「私は死んだAです〜」なんて言われても説得力ないわ!」
普段声を荒らげないオスマンは皆が言いたいであろうことを大声で言った。
みんなあのことで深い傷を追っていた。
克服したと言うより忘れようとしたのだ。
にも関わらず少女のみならず自分が忠誠を誓ったグルッペンすらもその傷をえぐるかのようにその名前を出す。
ut「グルちゃん……辛いんは分かるけどいい加減現実見ようや、な?みんな受け入れようととるんやから」
『現実を見るのはお前達だ』
涙で滲む鬱の言葉に、返したのはあろう事かその少女だった。
やはり少女の放つ言葉は年相応ではない。
妙に威圧感のある話し方をする少女に対しほぼの面子は驚き固まるも唯一コネシマだけは席から立ち上がり少女の胸ぐらを掴んだ。
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです! (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@mimizu810 | 作成日時:2019年8月7日 2時