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玄関ホールに仁王立ちのAに近づいてきたのはふんわりとした透明感のある茶髪のアシンメトリーに深緑の軍服を翻して走ってくる1人の青年。
os｢Aちゃーん｣
『オスマン、すまないな急に呼び出して』
os｢全然平気めぅ！早く行くめぅ〜！｣
『おわっ！』
オスマンはAの言葉を半分も聞かず手を引いて城を飛び出し馬車は使わず裏道を使って城下へ赴く。
馬車を使わないのは普通にトントンからの説教を食らうからだ。
仮にも2人は我国こ最重要メンツな訳で護衛なし、ましてや報告もなく外へ出るなど言語道断なのだ。
だがAもオスマンもそれを言ったところで許可が降りるのは当分先だし先程も考えた通り身内で戦争がおきかねない。
と、言うわけで2人はこっそり外へと飛び出した。
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『なんか、色々とデカイな』
数年ぶりに、しかも生前よりも小さな体で見る賑わう城下町はAを圧巻させた。
だが以前よりも増えた笑顔と活気溢れる様子は自分たちのしてきたことは間違いではないのだと示してくれている。
オスマンは見慣れている光景だがAが輝く宝石を見るような瞳をするのでつられて顔をほころばせる。
os｢凄いやろ｣
『本当に、とても綺麗だ』
os｢さ、俺のオススメの店に行くめぅ〜｣
青年と少女はまた手を繋いで今度はゆっくりと城下町を歩いていく。
店の前を通る度国民から｢外交官様｣や｢オスマン様｣などと呼ばれる姿を見て本当に慕われているのだなとAは一人涙ぐんでいた。
事実、Aの死は我国国民の命を救った。
もしあの時黒髪の奴がAを殺せなかった場合我国の戦力を削ぐためいらぬ戦争を起こすところであったのだ。
os｢ついためぅ｣
オスマンの言葉でAが顔を上げると別段豪華というわけでもなくこじんまりとした雰囲気のいい仕立て屋が目の前にたっていた。
店の中に入ってみると壁一面に色とりどりの布が巻かれていて反対側には様々な衣装が並んでいる。
この店もまた見るものにとっては至高の場所だ。
｢おや！オスマン様！どうがなさいました？｣
奥からでてきた店主は首からメジャーを下げていて腰には寸法や仕立てに必要な道具がケースでぶら下がっている。
見るからに仕立て屋、という感じだ。
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
