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rb｢あ、A！｣
『ん？』
Aが城へ来てからはや3日。
何か問題がある訳でもなく、皆が平穏に過ごしていた。
Aが何度目かの城の散策をしているとロボロが後ろから手を振りながら近づいてくる。
その様子はさながら飼い主に気づき近づくペットである。
この理論からいえば全員ペットであろう。
『どうかしたか？』
rb｢これ！A用のインカム。調整とかしてたから遅なってしもたわ、すまんな｣
『もう出来たのか！流石ロボロだな、私ではこうはいかん』
rb｢何言うとんねん、俺にこういうこと教えたのAやのに｣
『だがお前は私が教えた以外にも独学でなにかしているだろう。お前の努力の賜物さ』
rb｢へへ、せやろか…｣
『にしても、ロボロ』
rb｢ん？どないした？｣
『まさかお前を見上げる日が来るとは思って無かったぞ』
rb｢やかましいねん！まったく…｣
ロボロは最後に｢後で誰かに試し連絡して見てな！不具合あったら言ってや！｣とだけ言い残して去っていった。
Aの掌に乗っているインカムはほかの幹部のより一回りほど小さく、縦に1本、瞳と同じアプリコットの色でラインが引いてある。
幹部達のインカムはこの色つきラインで判別される。
あとはボタンが3つ並んでおり、1番上がインカムの通信をオンにしもう一度押すとオフになる。
真ん中のボタンで連絡する相手を調節する。
1番下のボタンは緊急連絡用であり、打ち込んだモールスが全員のインカムへ届く仕組みになっている。
(連絡と言っても誰にするか………そうだ、ブーツをまだ買っていなかったな。用事はそれでいいか)
インカムを耳に装着してふかふかの絨毯の上を歩いていく。
Aとしては別に誰でもいい訳だが全員がいる状態で買い物に付き合って欲しいなんて言ったらそれこそ誰が行くかで戦争が起きてしまうことをAは何となく察していた。
しばらく悩んでから妥協案として出した彼のインカムへ連絡を取る。
ジジッ＿という軽いノイズの後、いつもののほほんとした声が機械音混じりでAの耳に届く。
『突然済まない。これから城下へ買い物に行こうと思うのだが付き添いで来てくれないか？…………ああ、そうだ。…………それじゃあ玄関ホールで待っているぞ』
通信をオフにしたのを確認し、Aはまたふかふかの絨毯を踏んで玄関へと向かった。
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
