i姫ちゃん 3

Happy Valentine 藤ヶ谷ver ページ32

藤ヶ谷side


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『たーいちゃーん。
起きてくださーい。朝ですよー。』





藤「んー、A……？」




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シャッ…ってカーテンを開けられて
朝日の眩しさに目を細める。







藤「…珍しいな。
いつもは寝坊助のAが
起こしに来るなんて…」





『寝坊助じゃなーい。
あー、もうそんな事言う人には
あげないよ？』






藤「…………やだ。
…チョコでしょ？」




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分かるよ。
昨日夜遅くまで頑張って作ってたもんな。






だから、俺も朝になるのを
すっげー楽しみにしてたもん。



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『ふふ、チョコよ。
ハッピーバレンタイン、太ちゃん。』






ピンクで可愛らしくラッピングされた箱を
はいっ。って渡してくれた。






藤「わ、ありがとう。
すげー嬉しい。大事に食べるわ。」






『ん、いつもありがとうね。
太ちゃん、大好きだよ。』




.



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はにかみ笑顔で、
感謝の気持ちを伝えてくれるA。



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そんなAの頭をふわっと撫でると

同じようにふわって笑うA。






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そんなAの笑顔がこれから先も
ずっとこの距離で見られますように。


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★end★

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