だって、俺のでしょ。〜SEHUN〜

頬のへこみ ページ18

＊



SE「その......Aさんの、あー....」


私を抱きしめたまま
言葉かでなくて、困って頭をボリボリかきはじめたセフンくん。


私が困らせてる....よね？



SE「あれですよ！あー....ここ」


私の頬に指先で触れると
ココだって、笑う。


なに？
頬が....なんだ？



SE「Aさんが笑うと、キュッとなるじゃないですか〜」



それ
もしかしてさ



『エクボの....事？』


SE「あぁっ！それです！！エクボ！」



ニヘラッと笑うと
抱きしめる腕を、更に強くした。



SE「本だけなんて、ダメです。僕、Aさんの笑った時好きですよ。」


『っ......』


何でだろう.....

セフンくんて、ニヘラッと笑って
すごく頼りなさそうだし
細長いし.....
腕なんて、折れちゃいそうに細い。

だけど

彼がくれる言葉に胸が痛くなるんだよ。



SE「本とは話せないですよ？笑」


『当たり前じゃない....』


SE「.......さっきの人と喧嘩したんですよね？？」



喧嘩....
そんな生ぬるいものなら
毎日バイト以外で、人に接する事を拒む必要はない。

簡単な仲直りなんて、できない。



SE「Aさんなら大丈夫。仲直りできますよ？だってー.....」


私より遥かに高い場所から
また、ニヘラッと笑いながら私を見ると
指先が頬をなぞる。



SE「Aさんのエクボを見ると幸せになれる。」


ん？

んん？？


『.......は？』


SE「いや、だからAさんのエクボを見ると幸せになれます。」



前回撤回。

やっぱり、彼は少し
いや......かなり
変わり者なんだと思う。






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