検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:835,564 hit

何だ? ページ16





『はい?』



サングラスで、セフンくんの目は見えないけど
薄くて小さめの唇が微かに動いた。


『っ!ちょっと!?』



勝手に私の腕を掴むと
長い足を動かして、バス停まで鼻歌を歌うセフンくん。



何だ?


ご機嫌なのか?



SE「この間のお店より、美味しいとこがあるんですよ。」



また、にへらっと笑うと
向こう側からやって来たバスに乗ろうとした。



『ば、バス乗っていいの?』


SE「はい?」



今日図書館で見た
あの雑誌には、間違いなく今一緒にいる彼が載っていたわけでー.....


何の関係もないと言っても
女とバスに乗るだなんて
あまりいい事ではないんじゃない?



『あのね....お気に入りのお店あるよ?セフンくんトッポッキ食べたいんだよね?』


「あ、バス苦手でしたか?」



いやいや、そうじゃないよ
生まれてこのかた
乗り物酔いなんかした事もない。


なんてやりとりをしていると
下車してきた
数人の波に乗って
セフンくんと距離ができた。



「ねぇ....あんたAだよね?」



一瞬で身体中の血の気が引いて
声の主に
瞬きすらできない。



「Aじゃない.....こんなとこで」


『違います.....』



小さく応えて
その場を足早に離れた。



『っはぁ.....はぁ.....あ..あは....震えてるし』



聞きたくない声
会いたくない、顔


そのせいで
手足が震えて、気分も悪い。



SE「Aさん?いきなり走ってどうし.....体調悪いんですかっ!?」


うずくまって震える私を見ると
セフンくんは、小走りで私に駆け寄った。





.

嫌い→←細長い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (407 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4543人がお気に入り
設定タグ:EXO , セフン , SEHUN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めいちぇん(プロフ) - ことねさん» ことねちゃん。受験おつかれさまー(^^)春から大学生かな? (2016年2月16日 0時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - 久しぶりです!受験終わったので、これからも更新楽しみにしてます^^ (2016年2月4日 23時) (レス) id: 97496f4fb6 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - EXO LOVEさん» 覚えてるよ(^^)元気にしてる?? (2015年12月28日 16時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
EXO LOVE - EXO LOVEの方じゃなくて… ソマンって名前忘れちゃった…?ファンダムとかも誘ってたの私なんだけど…忘れちゃったよね…ずっと連絡してなかったから…ごめんなさい… (2015年11月5日 0時) (レス) id: a78cfa8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - ににさん» ににさん。おんにー!そろそろ王子を出してあげないとね?笑 (2015年10月14日 19時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めいちぇん | 作成日時:2015年7月3日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。