だって、俺のでしょ。〜LUHAN〜

いつもの2人 ページ41

＊



L「行かなくていい。」



強く強く、抱きしめられた身体に
少し混乱する。

行かないわけにはいかない。
このままじゃ、ルハンオッパが悪者になる。



L「行かなくていい.....Aは、るぅの言う事聞いてればいい。」


『だ、ダメ。行かないと....』


L「Aは、るぅだけに頼ってればいい。」



泣きそうに潤んだ
ルハンオッパの、綺麗な目

吸い込まれそうで、怖いくらい。



L「だから、るぅだけ見てて。」


『オッパ......』


L「Aだけが知ってくれたらいいよ。」



また、オッパの腕に力が増すと
耳元で小さく聴こえた
好きだ......って言葉に、耳を疑った。



きっと、夢を見てる。



ルハンオッパが
私を好きだなんて、あり得る？
こんなに純粋で心が綺麗な人が.......



L「Aが好きだ。」



そっと触れた唇は
オッパの気持ちが伝わるようだった。

だからか、何故か私は感極まって
ぶわっと大粒の涙を流した。



L「えっ！！な、何で泣いてんの？！え？」


『う.....オッパ......うぅ.....』


L「A？？おい？おーい？Aちゃん？」


『う、ウザいっ.......ぐすっ』



ガクッとうなだれたルハンオッパは
何故か嬉しそうに
顔面崩壊させて、クスクスと笑ってる。



『笑わないでよ！！オッパの馬鹿！！』


L「うはは 笑 Aが怒った！」


『からかわないでよ！』



オッパを叩こうとした腕が
ギュッと捕まると
優しい顔が近づいてくる。



L「やっぱり、るぅとAはこうでなくっちゃね！！」


『嫌いだもん.....ルハンオッパなんか大嫌いだもん』


L「へいへい。そんなのるぅには、通用しないしー」



その後、私達2人は
オッパの事務所からこっ酷く叱られたのは
言うまでもない.......



『します！！通用する！』


L「しませーんっ！
だって、Aはるぅのでしょ？」






-END-

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